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<崔順実ゲート>20日過ぎても解答を出せない政治

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
野党は12日午後6時、ソウル光化門(クァンファムン)広場で開かれるろうそく集会に党の力をできる限り結集することを決め、各市・道党に動員令を出した。11日の党最高委員会議で「場外闘争」を公式宣言した共に民主党は12日午後2時、ソウル清渓(チョンゲ)広場で「全国党員報告大会」を開いた後、党指導部と所属議員が午後5時から光化門広場に移動する。民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表は「朴槿恵(パク・クネ)大統領の国民に対する最後の道理は国政から手を引いて捜査を正しく受けること」と最後通告を送った。

国民の党は朴大統領の退陣を党論に定めた状態だ。朴智元(パク・ジウォン)非常対策委員長は「トランプはトランプで、崔順実(チェ・スンシル)は崔順実で、朴大統領は朴大統領だ」とし「(朴大統領の)責任が残っている」と主張した。

全国民主労働組合総連盟(民主労総)など1503団体の連合が主催するろうそく集会には50万-100万人(主催側の推算、警察の推算は16万-17万人)が参加すると予想されている。集会参加推定人員は1987年6月の民主化抗争以降、最大の規模となる。集会参加者は午後5時からソウル広場などソウル都心を経て青瓦台(チョンワデ、大統領府)進入路の内資洞(ネジャドン)ロータリーまで行進する。


韓国ギャラップが発表した世論調査(8-10日、全国成人1003人対象)によると、朴大統領の支持率は先週と同じ5%で、歴代最低値を抜け出せなかった。

「朴大統領はうまく職務を遂行していない」という回答は90%に達した。野党は「ろうそく民心」を起爆剤にして青瓦台が白旗をあげるよう圧力を加える戦略だ。

先月24日のJTBCの「崔順実タブレットPC」報道後、青瓦台と与野党はそれぞれ責任首相制度、挙国中立内閣などの解決法をめぐり政局収拾策を模索してきた。しかし20日間も接点を見いだせず、結局、政治失踪事態を招いている。

野党は朴大統領の金秉準(キム・ビョンジュン)首相候補指名撤回および責任首相推薦提案を「一考の価値もない」(9日の野党3党代表会合)とし、場外政治に戻っている。

青瓦台は世論の表情ばかり眺めている。青瓦台の鄭然国(チョン・ヨングク)報道官は12日の集会について「国民の意思を非常に重く感じている」と述べたが、野党側の後退要求には沈黙を守った。別の青瓦台関係者らは「集会後の世論の推移を見ながら追加の収拾策の検討に入る」と述べた。

与党セヌリ党は「野党が対話を拒否して場外闘争に向かう姿は、議会秩序を毀損する非常に不適切な態度だ」(金成願報道官)と批判した。

しかし外部の状況変化に期待する無力な姿ばかり見せてきたのが与党の現状だった。トランプ氏が米国の次期大統領に決まったことで野党の攻勢が弱まると期待していたセヌリ党は、この渦中にも主流・非主流間の争いが予告されている。ろうそく集会の翌日の13日に党非主流議員が「非常事態会議」を招集し、大々的に李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表退陣圧力を強めることにしたからだ。12日のろうそく集会は、政局収拾のための挙国中立内閣構成に与野党が再び向き合うのか、大統領弾劾および下野政局に転換するのかの岐路となる可能性が高い。光化門広場ろうそく集会に政局の進路がかかっている。



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