トヨタ自動車が電気自動車(EV)市場に参入する。ハイブリッド車(HV)・水素車(FCV)の開発に注力してEVにあまり力を入れてこなかったトヨタがエコカー戦略の修正に入ったと分析される。現代・起亜車もEV開発を強化していて、国内外メーカー間の競争が一層激化する見通しだ。
日本経済新聞は、トヨタがEV市場への参入を検討していると7日(現地時間)、報じた。具体的には1回の充電で300キロ以上走行可能なEVを2020年までに量産する計画だ。このため、来年上半期中にEVの企画・開発担当組織を新設する。EV性能を左右するバッテリーはことし1月に発足した社内バッテリー研究部署で開発して外部バッテリーメーカーと協力する方向でも検討している。
トヨタは1997年に発売した「プリウス」を前面に出し、HV分野で圧倒的な強さを見せてきた。新車を発表するたびに「エコカーの代表車種はHV。EVはバッテリー費用が高く、走行距離が短い」とEVを冷遇してきた。ライバル社のフォルクスワーゲンやGM、ルノー日産、現代・起亜車はもちろんテスラがEV開発に参入している時もHVにこだわっていた。敷いて言うなら、1人用超小型3輪EV「i-ROAD(アイロード)」を試験運行するくらいだった。日産が「リーフ(LEAF)」でグローバルEV販売1位に入ったこととは対照的だ。
だが、世界各国が環境規制を強化してEV普及策を相次いで打ち出したことで状況が変わった。バッテリー技術の発達で走行距離が伸び、充電インフラも拡充しつつある。特に、中国が破格的な補助金を提示してEV市場を大きくしている。自動車メーカーもEVへの投資に積極的だ。フォルクスワーゲンは現在1%のEV販売比重を2025年に25%まで引き上げる計画だ。
その上、EVはただ販売するだけのものからメーカーの技術力を判断する“試験台”として捉えるようになった。テスラの「モデルS(P100D)」は1回の満充電で507キロまで走行可能だ。停止状態から時速96キロまで到達するためにかかる時間は2.5秒。日本経済新聞は、トヨタもEVの普及を見守ってばかりいられないと判断したと伝えている。
トヨタもEV市場に参入 現車は新ブランドSUVで勝負(2)
日本経済新聞は、トヨタがEV市場への参入を検討していると7日(現地時間)、報じた。具体的には1回の充電で300キロ以上走行可能なEVを2020年までに量産する計画だ。このため、来年上半期中にEVの企画・開発担当組織を新設する。EV性能を左右するバッテリーはことし1月に発足した社内バッテリー研究部署で開発して外部バッテリーメーカーと協力する方向でも検討している。
トヨタは1997年に発売した「プリウス」を前面に出し、HV分野で圧倒的な強さを見せてきた。新車を発表するたびに「エコカーの代表車種はHV。EVはバッテリー費用が高く、走行距離が短い」とEVを冷遇してきた。ライバル社のフォルクスワーゲンやGM、ルノー日産、現代・起亜車はもちろんテスラがEV開発に参入している時もHVにこだわっていた。敷いて言うなら、1人用超小型3輪EV「i-ROAD(アイロード)」を試験運行するくらいだった。日産が「リーフ(LEAF)」でグローバルEV販売1位に入ったこととは対照的だ。
だが、世界各国が環境規制を強化してEV普及策を相次いで打ち出したことで状況が変わった。バッテリー技術の発達で走行距離が伸び、充電インフラも拡充しつつある。特に、中国が破格的な補助金を提示してEV市場を大きくしている。自動車メーカーもEVへの投資に積極的だ。フォルクスワーゲンは現在1%のEV販売比重を2025年に25%まで引き上げる計画だ。
その上、EVはただ販売するだけのものからメーカーの技術力を判断する“試験台”として捉えるようになった。テスラの「モデルS(P100D)」は1回の満充電で507キロまで走行可能だ。停止状態から時速96キロまで到達するためにかかる時間は2.5秒。日本経済新聞は、トヨタもEVの普及を見守ってばかりいられないと判断したと伝えている。
トヨタもEV市場に参入 現車は新ブランドSUVで勝負(2)
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