アイスホッケー韓国男子代表が２０１６ユーロアイスホッケーチャレンジ（ＥＩＨＣ）で優勝する波乱を起こした。

ベク・ジソン監督（４９）が率いる韓国代表（世界ランキング２３位）は７日（日本時間）、ハンガリー・ブダペストで行われたユーロチャレンジ決勝でハンガリー（１９位）を３－２で破った。シン・サンフン、チョ・ミンホ（以上、安養漢拏）、マイケル・スウィフト（ハイワン）がゴールを決めた。韓国が２０１３年に初めてユーロチャレンジに出場して以来、優勝したのは今回が初めて。

ユーロチャレンジは国際アイスホッケー連盟（ＩＩＨＦ）インターナショナルブレイク（各国代表チーム親善試合のための期間）に開かれる親善大会。韓国は２０１４年１１月に準優勝したのが最高の成績だった。


韓国はＢ組第１戦でイタリアにゲームウィニングショットの末２－３で惜しくも敗れたが、第２戦では６－４でオーストリアを初めて降した。Ｂ組１位（１勝１延長戦敗）で決勝に進出した韓国はＡ組１位のハンガリー（２勝）と対戦した。韓国はハンガリーとの歴代対戦成績が１勝１１敗１分けだったが、この日は勝利をつかんだ。

韓国は第１ピリオドの６分５２秒、シン・サンフンの先制ゴールでリードしたが、１４分７秒に同点に追いつかれた。第３ピリオド序盤まで１－１の接戦が続いたが、均衡は韓国代表の主将チョ・ミンホによって破られた。チョ・ミンホは第３ピリオドの１０分３２秒にゴールを決め、試合の流れを韓国側に引き寄せた。チョ・ミンホはオーストリア戦に続いて２試合連続ゴールとなる今大会３得点目を挙げた。ハンガリーは積極的に得点を狙ったが、韓国はむしろ終了まで５１秒を残して追加点に成功した。ハンガリーは競技終了ブザーと同時にゴールを決めたが、勝負には関係がなかった。

韓国は今回の優勝で、来年４月にウクライナ・キエフで開催される２０１７世界選手権への期待をさらに高めた。韓国は世界選手権でカザフスタン（１６位）、オーストリア（１７位）、ハンガリー（１９位）、ポーランド（２０位）、ウクライナ（２２位）と対戦する。