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韓米特殊部隊、北核心施設破壊「チークナイフ」演習実施

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓米空軍が今月22日、群山近隣で敵陣潜入合同演習を実施した。潜入用航空機であるMC-130を動員した米国は演習内容を異例の公開に踏み切った。(写真提供=米国防総省)

米国空軍の特殊部隊員が落下傘を利用して仮想の敵陣に潜入している。(写真提供=米国防総省)

韓米空軍特殊部隊が今月22日、北朝鮮に潜入して核心施設を破壊することを仮定した合同演習を実施したと米国防総省が27日、明らかにした。米国防総省は公式広報ホームページ(www.dvidshub.net)を通じて「群山(クンサン)空軍基地で米空軍第353特殊航空群と韓国空軍の空挺統制使(Combat Control Team)が参加した」とし「敵陣に空輸部隊を潜入させる『チークナイフ(Teak Knife)』年次演習を実施した」と公開した。米空軍第353特殊航空群は韓半島(朝鮮半島)有事の際に北朝鮮への潜入を担当する増援戦力だ。

韓国空軍の空挺統制使は敵陣にあらかじめ潜入して味方の航空機を誘導する特殊部隊だ。空軍関係者は「北朝鮮とは明示しはしなかったが北朝鮮を想定して特殊部隊を内陸に潜入させる訓練だった」と説明した。有事の際、韓国軍が北朝鮮に対して大量報復作戦(KMPR)を遂行するという計画を公開してから初めて実施される訓練ということで注目されている。特に、1990年代から韓米が潜入訓練であるチークナイフを実施してきたという事実を公開したのは異例だ。また、米陸軍特殊部隊が韓国空軍輸送機を使った降下訓練を実施したのも今回が初めてだ。空軍関係者は「北朝鮮が核・ミサイル威嚇を強めている状況でさまざまな報復手段を誇示するために実施した」としながら「有事の際、敵地に陸軍特殊部隊兵力と武器を目標地点に正確に投下することに焦点を合わせて訓練が行われた」と述べた。

今回の演習には米国空軍MC-130輸送機や韓国空軍C-130輸送機などが動員された。MC-130は米軍が特殊戦兵力の低高度潜入のために最先端レーダーと地形観測装備などを備えた特殊戦専用航空機だ。韓国の場合、有事の際に北朝鮮指揮部を攻撃する特殊部隊を運営中だが彼らを輸送する手段は保有していない。


このため、国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は25日の国会国防委員会で「(特殊戦要員の)空中潜入のために2020年ごろまでに輸送機の性能を改良して、特殊専用ヘリコプターを確保する予定」としながら「われわれの資産が制限されている場合、同盟国の資産を活用するようになっていて作戦は可能」と述べた。



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