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<朴大統領秘線>中国特使名簿など各種人事に介入か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2013年1月18日、朴槿恵次期大統領がソウル鍾路区通義洞の執務室でスイスダボス会議に特使として派遣する李仁済元共同選対委員長と握手している。李仁済元共同選対委員長は崔順実氏のファイルのダボス会議特使推薦名簿に含まれていなかった。(中央フォト)

朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、国民向けの謝罪で、崔順実(チェ・スンシル)氏が「一部の演説文や広報物の表現を助けた」と明らかにした。しかし崔氏のパソコンからは「中国特使団推薦議員」「ダボス会議特使推薦」など朴大統領の次期大統領だった頃の人事資料が多数発見された。崔氏が人事に介入したという疑惑が提起される部分だ。

テレビ局JTBCが入手した崔氏のパソコンのファイルのうち「中国特使団推薦議員」(2013年1月15日作成)文書では、同月22日に次期大統領の特使として中国に派遣する推薦議員が書かれていた。セヌリ党の趙源震(チョ・ウォンジン)議員、鄭文憲(チョン・ムンホン)議員だった。「中国をよく知っている、外交政策に明るい」という選定基準とともに、2人の議員に対する評価があった。趙議員を「在中韓人会の元会長」、鄭議員を「国際政治専攻者」とし、「大統領選挙時の寄与度」項目では趙議員を「熱心にした」と、鄭議員を「北方限界線(NLL)イシュー提起など大統領選挙時に寄与した」と評価した。最終的に2人のうち趙議員は金武星(キム・ムソン)団長(元セヌリ党代表)が率いる中国特使団に含まれた。4月の総選挙で大邱(テグ)達西乙で出馬した趙議員は「真朴(本当の朴槿恵派)鑑別師」を前面に出して活躍した。

崔氏のコンピューターには初代青瓦台(チョンワデ、大統領府)警護処長(現警護室長)人選のための参考資料ファイルもあった。朴大統領は業務引継ぎ委員会当時(2013年2月8日)、警護処長を警護室長(長官級)に昇格させた。2013年1月3日に作成された「歴代警護処長現況」というファイルには「軍出身:忠誠心があり警護に専念できる。政治的でない。軍との協力が円滑」「警察:権威的ではなく柔軟性がある警護に適しているが、政治的であり時流に便乗する傾向がある」「警護処:警護の生理をよく把握し、大統領によく見えるために対応するが、組織利己主義がある(排他的)」という出身別の評価が書かれていた。軍出身者を弱点なく好評したのが目を引く。そして候補群としてパク・スンフン氏(予備役海兵准将)、イ・ムンソク氏(元軍参謀長)、朴勝椿(パク・スンチュン)氏(報勲処長)、朴鍾俊(パク・ジョンジュン)氏(元警察庁次長)などを挙げた。このうち朴鍾俊元次長は2013年6月、警護室次長に任命された。警護室長には「軍出身」の朴興烈(パク・ フンリョル)元陸軍参謀総長が任命された。


「ダボス会議特使推薦」(2013年1月18日作成)文書では推薦する人物に関する詳細な評価があった。▼金鍾仁(キム・ジョンイン)氏(元朴槿恵選対委国民幸福推進委員長)▼金聖珠(キム・ソンジュ)氏(MCM会長・元共同選対委員長)▼韓国労働組合総連盟(韓国労総)委員長(実名なし)▼金武星(キム・ムソン)氏(元総括選対本部長)の4人についてだ。

文書は「▼金鍾仁=当選者の経済政策について外部で話せる一人で、ダボス会議で数年前から経済民主化を扱っている。新政府で重責を任せなくても特使として送れば礼遇する格好になる。▼金聖珠=企業家で選挙対策委員長を務めたため、経済界の関係者が主軸のダボス会議に特使として行くのに適している。親和力もあり女性で象徴性もあるが、政策をよく知らないだろう」と評した。また「▼金武星=もし政治家を送るなら選挙時に総括本部長として力を注ぎ、次期政府でいかなる任命職も引き受けないと宣言したため考慮してみるカード」と書いた。文書の最終修正日は2013年1月3日だった。2日後の1月5日、業務引継ぎ委員会は推薦名簿になかった李仁済(イ・インジェ)元共同選対委員長をダボス会議特使として発表した。金武星総括選対本部長の場合、1月16日に発表した中国特使団の団長に「変更任命」された。

崔氏のパソコンからは業務引継ぎ委員会の広報とツイッターなどソーシャルネットワークサービス(SNS)本部運営案も発見された。



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