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辛東彬ロッテ会長、14カ月ぶりの記者会見…主題は「真の謝罪」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月28日、ソウル中央地裁から令状実質審査を受けて出てくる辛東彬ロッテグループ会長(中央フォト)

辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(61)が25日午前10時30分にソウル・小公洞(ソゴンドン)のロッテホテル・クリスタルボールルームで改めて謝罪記者会見を行なう。昨年8月に同じ場所で兄の辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前ロッテホールディングス副会長(62)(現SDJコーポレーション会長)とのロッテグループ経営権紛争と関連して国民への謝罪記者会見を行ってから14カ月ぶり、場所は昨年と同じ。昨年の記者会見には内外信記者ら約500人が参加した。

ロッテグループ高位関係者は24日夜、中央日報EYE24との通話で「きょうの記者会見は昨年約束した企業支配構造改善についてもう一度推進計画を明らかにし、これまで不備だった点について『真の謝罪』をする席になるだろう」と明らかにした。また別のロッテグループ政策本部関係者もやはり「特に新しいメッセージを発表するよりは、昨年発表した内容を改めて推進するという次元」と説明した。

昨年の記者会見でロッテグループは支配構造改善と経営透明性強化に向けた方策を提示した。▽韓国ロッテグループの持ち株会社であるホテルロッテの上場▽持ち株会社転換を通じた循環出資解消▽支配構造改善タスクフォース設置▽企業文化改善委員会設置などが提示された。その後支配構造改善タスクフォースが発足し上場推進の動きがあったが、検察の捜査により経営革新はすべてストップした。


姉の辛英子(シン・ヨンジャ)ロッテ奨学財団理事長(74)の入店ロビー疑惑から始まった検察捜査はグループ全体に対する大々的な捜査に広がり、辛会長本人もやはり裁判所の令状実質審査で拘束令状が棄却されかろうじて「収監の身」になるのを避けられた。側近の中でも盧柄容(ノ・ビョンヨン)ロッテ物産社長が加湿器殺菌剤問題で逮捕され、李仁源(イ・インウォン)前政策本部長(副会長)は自殺で命を終えた。残った「ビッグ2」の蘇鎮世(ソ・ジンセ)政策本部対外協力団長(社長)と黄ガク圭(ファン・ガクキュ)政策本部運営室長(社長)については在宅起訴で捜査が終わった。

今回の記者会見では検察捜査で中断されたホテルロッテの上場が主要ポイントだ。上場を通じ数兆ウォン台の資金を集めて数十件の循環出資を追加で断ち切り、日本人株主の影響力を減らすことが急務だ。また、企業文化を改善し、各系列会社の最高経営責任者(CEO)の自律経営を拡大する方向も提示する見通しだ。当初ロッテグループ内部では辛会長が逮捕される場合、各CEOが独立経営をする体制で運営されるという見方が多かった。

いわゆる「ロッテグループ革新案」に対するメッセージが出てくるかも注目される。当初ロッテグループは辛会長の逮捕状棄却直後の先月29日、▽政策本部縮小▽倫理経営強化▽社会貢献強化の3つの方向性を骨子とする革新案をまとめている。グループのコントロールタワーに当たるロッテ政策本部の人数を250人から10%ほど減らす案が議論された。

今後国家経済に尽くすという原則的な内容も言及される可能性もある。これまでロッテは免税店と観光産業で多くの外貨を稼いできたが、最近の高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる議論で中国人観光客の流入が減る可能性もある。これに対する宣伝的な確約も一部言及される見通しだ。ロッテ免税店は上半期にワールドタワー店の営業終了後にこれまでのシェアを維持するために全力を挙げている。24日に中央日報記者と会ったあるロッテ免税店社員は「年間を通じてイベントを行うという気持ちで中国人観光客の消費を引き出すために努力している」と雰囲気を伝えた。



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