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<W杯サッカー>韓国監督「12年間に10人の監督交代、何か得られたのか」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
イランに敗れて帰国したサッカー韓国代表チームの雰囲気は重かった。シュティーリケ監督(62、ドイツ)監督の表情も険しかった。

13日に仁川(インチョン)国際空港で行われた帰国記者会見で、シュティーリケ監督は「良い結果を得られずに帰国し、気持ちが重い」と語った。11日にアウェーで行われた2018ロシアワールドカップ(W杯)アジア最終予選A組第4戦でイランに0-1で敗れた韓国は2勝1敗1分け(勝ち点7)で、イラン(10点)・ウズベキスタン(9点)に次ぐ組3位に落ちた。試合直後の記者会見でシュティーリケ監督は「セバスティアン・ソリア(33、カタール)のようなストライカーがいないので負けた」という発言で物議をかもした。

シュティーリケ監督は「先発で1トップに起用した池東源(チ・ドンウォン、25、アウクスブルク)に動機を付与する意味でソリアに言及した。試合中の積極性が足りなかった点について話そうとした。別の方法で説明することもできたが、ソリアについて話すことになった」と釈明した。また「当時の発言については一緒に帰国した選手たちと対話をした。所属チームに戻った海外組の選手にも当時の発言の趣旨を十分に説明し、誤解を解いた」と語った。長身FW金信旭(キム・シンウク、25、全北)も「最初は当惑したが、監督と話をして誤解を解いた。海外組の選手はむしろ監督を心配していた。疎通の問題はない」と話した。


選手の起用についても説明した。シュティーリケ監督はカタール戦(3-2勝ち)とイラン戦で中央DFの張賢秀(チャン・ヒョンス、26、広州富力)を右サイドで起用した。張賢秀が安定せず、チーム全体がバランスの維持に苦しんだ。丁東浩(チョン・ドンホ、蔚山)や高光民(コ・グァンミン、ソウル)らDF選手を活用しないことについてシュティーリケ監督は「張賢秀が中央に向いているという意見に共感する」とし「しかし右サイドのチャ・ドゥリ(引退)、左サイドの金珍洙(キム・ジンス、ホッフェンハイム)の空白を埋める代わりの選手が出てきていない。張賢秀を起用したのは避けられない選択だった」と語った。

シュティーリケ監督は「来月15日のウズベキスタン戦の結果が去就に影響を与えるのでは」という話が出てくると、不快感を表した。シュティーリケ監督は「韓国サッカーが過去12年間に何人のA代表チーム監督を交代したのか尋ねたい」とし「私より先に代表チームを率いた監督10人の平均在任期間は15カ月にすぎない。監督を交代するたびに韓国サッカーが何を得たのか考える必要がある」と声を高めた。また「私は今すぐにでも『運がなかった』と言ってやめることもできるが、監督交代が我々の代表チームにどんなプラスの効果があるのか慎重に判断しなければいけない」と話した。

9回連続W杯本大会出場の分岐点に浮上したウズベキスタンとの最終予選第5戦(11月15日ソウルW杯競技場)を控えたシュティーリケ監督は「守備の安定に力を注ぐ。選手の構成に大きな変化はないだろう」とし「攻撃では有機的なプレーとボールを所有した状況での積極的な動きを整えていく」と語った。



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