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韓国、世界自動車輸出3位から4位に…メキシコに抜かれる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国が世界自動車輸出「ビッグ3」から脱落した。現代車のストライキ長期化が影響を及ぼした。韓国自動車産業協会によると、今年1-8月の韓国の自動車輸出台数は169万2906台だった。同じ期間のメキシコの自動車輸出台数(181万5566台)を下回った。韓国がメキシコに追い抜かれたのは今回が初めて。これを受け、韓国はドイツ(294万3200台)、日本(292万9772台)、メキシコに続いて自動車輸出で世界4位となった。

韓国の自動車輸出は2000年代初期まで150万-160万台ほどで世界5位だったが、2005年にスペインと米国を抜いて初めて3位となった。2012年には過去最大の輸出台数(317万634台)となった。昨年も297万4114台を輸出し、ドイツ(456万221台)、日本(457万8078台)に次ぐ3位を維持した。

しかし人件費が安く米国と近いという利点を持つメキシコに逆転を許した。メキシコは米国やカナダと結んだ北米自由貿易協定(NAFTA)をはじめ、49カ国とFTAを締結した貿易ハブ。GM・ルノー日産・フォード・フォルクスワーゲン・ホンダなどの自動車企業が生産基地を構築し、輸出が増えている。


自動車業界は、世界景気の低迷で需要が減少する状況で、相対的に人件費が高く自動車労組のストまで重なった韓国が最も直接的な打撃を受けた結果、と分析している。現代車労組は先月30日まで24回のストを続けてきた。特に先月26日には12年ぶりに全面ストもした。使用者側は今年の賃金交渉過程で、労組の24回のストと特別勤務拒否のため生産支障規模が約13万1000台、被害額は2兆9000億ウォン(約2660億円)にのぼると推算した。尹甲漢(ユン・カプハン)現代車社長は「GM・フォード・クライスラーは2007年から8年間、トヨタは2009年から5年間にわたり賃金を凍結しているが、現代車は2007年から現在まで賃金を50%以上も上げた。会社の未来のためにストを自制してほしい」と訴えた。

産業研究院のイ・ハング研究委員は「強い労組が象徴する高費用・低効率の自動車産業構造が固まり、自動車強国として韓国の地位が低下している。自動車生産基地を海外に移すオフショアリング(offshoring)現象が続くだろう」という見方を示した。

キム・ヨングン韓国自動車産業協会会長は「自動車産業は国内製造業生産の12%、雇用の11%、輸出の13%を占める国家経済寄与度1位の主力産業。国家競争力の向上のためにも自動車業界の労使関係をグローバルスタンダードに合わせて改める必要がある」と指摘した。

自動車労組のストは国家経済指標にも影響を与えている。先月の輸出増加率はまた「マイナス」に転じた。産業通商資源部によると、先月の輸出額は409億ドルと、前年同月比5.9%減少した。8月に20カ月ぶりに輸出増加率(2.6%)がプラスに転じたが、増加を維持することができなかった。特に自動車の輸出が24%減少し、2009年8月以来の最大幅となった。

チョン・スンイル産業部貿易投資室長は「自動車のストと携帯電話のリコール事態が長引けば輸出の減少が続くかもしれない」と述べた。



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