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熱い世界のバッテリー市場…韓日中3カ国の競争(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

LG化学の電気自動車用リチウムイオンバッテリー。忠清北道梧倉、中国南京、米ミシガン州ホランドの3カ所に生産工場を置いている。(写真=LG化学)

電気自動車、太陽光、スマートフォン、スマートウォッチ…。グローバル市場で特に熱い競争の中心にいるこれら製品の核心共通要素は何だろうか。充電して使える二次電池のひとつである「リチウムイオンバッテリー」だ。

世界のバッテリー産業に激しい風が吹いている。風は三角波のように3方向から集まっている。最も大きい風は電気自動車用バッテリーだ。最近になり中国と米国市場を中心に電気自動車市場が爆発的に成長している上に、昨年ドイツのフォルクスワーゲンが排気ガスを操作し世界的に波乱を起こした「ディーゼルゲート」後にエコカーに対する認識が高まった。2番目の風はモバイル時代が持ってきた。スマートフォンとスマートウォッチ、タブレットPCなど多様なモバイル機器が登場しバッテリーは必需品になった。

地球温暖化に対する懸念もバッテリーを呼んでいる。化石燃料が地球温暖化現象の主犯とされ、その代案として再生可能エネルギーの代表走者である太陽光発電が浮上しバッテリーの需要はさらに増加している。太陽光発電にもバッテリーは必須だ。昼間に生産した電力をバッテリーに充電し夜に使えなくてはならないためだ。そこで出てきた製品がエネルギー貯蔵装置(ESS)と呼ばれる大容量バッテリーだ。ESSは太陽光市場に沿って成長する。太陽光発電は昨年発電能力5400万キロワット水準だったが、2019年には9200万キロワットまで成長する見通しだ。


韓国電子産業協会のイ・ミョンギュ企画調査チーム長は「まだ世界市場規模が最も大きい分野はモバイル機器に使われる小型バッテリー部門だが、近い将来電気自動車用を含めた中大型バッテリーが小型バッテリー市場を追い抜くだろう」と予想する。日本の市場調査会社B3によると、急成長している電気自動車バッテリー市場は昨年の6兆4000億ウォン(約5832億円)から2020年には18兆8000億ウォンに3倍ほど成長すると予測される。

世界のバッテリー市場は「韓日中三国志」だ。昨年電気自動車バッテリー部門の1位は日本の日産とNECが合弁で設立したAESCで、世界市場の23.5%を占めている。次いでLG化学が16.6%、中国BYD、パナソニック、サムスンSDIが続く。日本と中国の企業が前後から攻略している局面だが、幸い韓国はバッテリー産業の三角波に巻き込まれず上昇する態勢だ。市場調査会社ナビガントリサーチが昨年12月に発表した「世界電気自動車バッテリーメーカー競争力評価」でLG化学は堂々の1位に上がった。サムスンSDIも3位を占めた。市場進出戦略と生産戦略、技術力、販売力、マーケティング、流通、品質、信頼度、価格など12項目を評価した結果だ。



熱い世界のバッテリー市場…韓日中3カ国の競争(2)

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