スリオンは1兆5000億ウォン(約1370億円)を投じて国防科学研究所と韓国航空宇宙産業(KAI)が共同開発したヘリコプターだ。2013年から現在まで約50機が一線の軍部隊に実戦配備されている。結氷テストの場合、基準に合う厳しい自然条件が制限的であるだけに、先進国でも航空機開発後の量産過程で結氷試験を別にするのが一般的だ。実戦配備当時はまだ試験が行われていない結氷地域の飛行制限を前提に条件付き適合判定が下されたため問題になることはない。
しかし予定されたテスト過程で欠陥が確認されたにもかかわらず、これを隠しながら関係者だけで甲論乙駁していたというのは問題になるしかない。KAI側の論理は氷点下数十度の低温と結氷しやすい多湿環境で実施したテストであるため非適合判定を受けたが、冬がそれほど寒くなく乾燥した韓半島では運用に問題はないはずということだ。しかしエンジン空気吸入口に許容値を超過(100グラム以上)する氷が生じたというのは、ヘリコプターとしては設計の変更まで要求される致命的な欠陥になることもある。氷の塊りがエンジンに吸い込まれて故障を誘発するおそれがあるからだ。気候変動のため韓半島(朝鮮半島)でかつてない猛暑と酷寒が発生する可能性を決して排除できない状況であり、なおさらだ。
しかし予定されたテスト過程で欠陥が確認されたにもかかわらず、これを隠しながら関係者だけで甲論乙駁していたというのは問題になるしかない。KAI側の論理は氷点下数十度の低温と結氷しやすい多湿環境で実施したテストであるため非適合判定を受けたが、冬がそれほど寒くなく乾燥した韓半島では運用に問題はないはずということだ。しかしエンジン空気吸入口に許容値を超過(100グラム以上)する氷が生じたというのは、ヘリコプターとしては設計の変更まで要求される致命的な欠陥になることもある。氷の塊りがエンジンに吸い込まれて故障を誘発するおそれがあるからだ。気候変動のため韓半島(朝鮮半島)でかつてない猛暑と酷寒が発生する可能性を決して排除できない状況であり、なおさらだ。
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