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カナダ、中国AIIB加入申請…友邦米国の引き止めにも親中公式化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
カナダが31日、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)加入申請を正式に発表した。北米では初めての加入申請だ。中国・杭州での主要20カ国(G20)首脳会談出席のためG20首脳で最初に中国を訪問したカナダのトルドー首相が親中政策を公式化し中国にプレゼントを贈ったものと分析される。

カナダ以外にブラジル、イラン、南アフリカ、フィリピンなど20カ国余りがAIIB加入を申請し、今年末には加盟国と申請国を合わせ90カ国を突破する見通しだと新華社通信は伝えた。今年1月に発足したAIIBは、習近平中国国家主席が2013年に東南アジア歴訪中に提案した国際機関で、アジアのインフラ拡充と、陸上と海上をつなぐ21世紀版シルクロードの一帯一路事業を目標にしている。昨年6月29日に韓国とロシア、ドイツ、英国など57カ国を創立加盟国として正式に発足し、資本金だけで総額1000億ドル(約10兆2403億円)に達する。

AIIBは中国が米国主導のアジア開発銀行(ADB)に反旗を翻して作った対抗馬とみられ、米国の伝統的友邦であるカナダは当初加入の意思を明らかにしなかった。これに先立ち米国と日本はAIIB加入を拒否した。AFP通信は「(カナダのAIIB加入申請は)友好国にAIIB加入を引き止め続けてきた米国に対するクーデター」と報道した。金立群AIIB総裁は声明で「カナダのAIIB加入決定は発足数カ月で確固とした基盤を備えたAIIBに対する信頼を見せるもの」と評価した。

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