サッカー韓国代表のシュティーリケ監督（６２）が勝利をつかむために中国に行った。

韓国は９月１日、ソウルＷ杯競技場で２０１８ロシアワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選の初戦、中国戦を行う。過去の対戦成績は韓国が３０戦１７勝１敗１２分けと圧倒的優位だ。最近、中国は投資を増やして努力しているが、まだ韓国のレベルには達していないという評価が多い。異変がない限り韓国の勝利が予想される。

しかしシュティーリケ監督は１％の油断も許さない。中国が弱体であっても万全の準備をして一戦に臨むということだ。シュティーリケ監督は中国代表選手を把握するため中国に渡った。


２３日に中国上海スタジアムで行われた全北現代－上海申花（中国）の２０１６アジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグ準々決勝第１戦にシュティーリケ監督が姿を現した。シュティーリケ監督は観覧席から注意深く観戦した。全北には今回の韓国代表チームに選ばれた李在成（イ・ジェソン、２５）がいる。しかしシュティーリケ監督の目は上海の選手を見る時、さらに鋭くなった。上海には中国代表に選抜された武磊（２５）、于海（２９）など３人の選手がいる。シュティーリケ監督は「中国選手の特徴を把握するためには所属チームでプレーする姿を見る方法しかない」と中国に来た理由を明らかにした。

シュティーリケ監督は中国代表のＦＷ武磊に注目した。シュティーリケ監督は「武磊がトップ下で細かく動く姿を見た。スピードもあり、技術も優れている」とし「活動量も多く、我々が注意しなければいけない選手」と評価した。

シュティーリケ監督が高く評価した武磊は自信を表した。武磊は全北戦の後、「Ｗ杯最終予選を控えている。もうすぐ代表チームに合流する」とし「韓国の代表チームとクラブチームの競技スタイルは似ていると思う。我々が持っているものをうまく出せれば十分によい試合ができる」と語った。