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<サッカー>W杯予選の韓国-中国戦、遠征応援団3万人がソウルへ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国サッカーが「アジアの虎狩り」を宣言した。来月1日にソウルW杯競技場で行われる韓国との2018ロシアワールドカップ(W杯)アジア地域最終予選A組第1戦を控え、「恐韓症」克服のために総力戦を準備している。W杯本大会進出のために中国サッカー協会が準備したプロジェクトの核心は金銭的・環境的支援を通じた動機付与だ。

まずはキャンプだ。サッカー中国代表は先月31日から1週間、海抜2000メートルの高地の昆明で体力トレーニングに集中した。このため今月3、4日のスーパーリーグ(中国プロサッカー1部リーグ)第21節の試合日程を6月15日と9月14日に早くから変更した。22日からは瀋陽で10日間の2次キャンプを行った後、韓国戦に臨む。また中国サッカー協会はW杯本大会に進出する場合6000万元(約9億円)の報奨金支給も決めた。選手1人あたりのAマッチ勝利手当も2万元とした。代表チーム出場手当がクラブチームに比べてあまりにも少ないため、中国の選手はAマッチで全力を尽くさないという指摘のためだ。

中国サッカー協会が決めた各種ボーナス予算総額は1億5000万元にのぼる。中国サッカー協会は「人海戦術」を準備している。韓国と初戦を行うソウルW杯競技場を「球迷」(ボールに狂った人という意味で、中国代表サポーターの別称)で埋め、ホーム競技場の雰囲気を作る計画だ。


全体観覧席6万6000席のうちレッドデビル(韓国サポーター)と向かい合う南側スタンド1万5000席をすべて確保した。また一般観覧席も中国関連旅行会社を通じて入場券を大量に確保している。23日に中国・上海で会った中国サッカー協会の関係者は「3万席ほど確保すると期待している。アウェーだが応援は韓国に劣らないだろう」と話した。中国が来年3月23日の韓国とのホームゲーム場所を昆明にしたのもホームアドバンテージを活用するための決定だ。

対戦を大々的に準備する中国とは違い、韓国は「情報戦」に注力している。韓国代表のシュティーリケ監督(62、ドイツ)は中国代表の戦術と選手の特性の把握に注力している。23日には中国・上海で行われた全北現代-上海申花の試合を観戦した。

中国スーパーリーグで今季13ゴールを決めて得点2位のウイング武磊(25)をチェックした。「中国のメッシ」と呼ばれる武磊はトップのコウ林(30、広州恒大)とともに中国の攻撃の軸をなす。韓国代表の攻撃のエース孫興民(ソン・フンミン、24、トッテナム)のライバルだ。チェ・ガンヒ全北現代監督は「武磊はDFが2メートルほど離れていてもドリブルをして簡単に抜くほど速い選手。武磊を相手にオフサイドトラップを使う場合は慎重でなければいけない」と話した。

一方、全北現代は上海申花とのアジアチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦で0-0で引き分けた。第2戦は来月13日に全州で行われる。



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