北朝鮮が２４日午前５時３０分ごろ、咸鏡南道新浦（シンポ）付近の海上で潜水艦発射弾道ミサイル（ＳＬＢＭ）１発を試験発射したと、合同参謀本部の関係者が伝えた。北朝鮮のＳＬＢＭ発射は４月２３日、７月９日に続いて今年３回目。

合同参謀本部の関係者は「北は最近、各種ミサイルをさまざまな方法で発射し、ＳＬＢＭ開発に拍車を加えている」と述べた。これとともに「以前の２回の発射では水中射出（圧力を利用して水中の潜水艦から空気中に押し出す方式）に成功したが、４月には３０キロ飛行し、７月には空中爆発した」とし「今日（２４日）のＳＬＢＭの軌跡などを精密分析中」と話した。

軍当局はこの日、北朝鮮のＳＬＢＭ発射について、定例的な韓米連合訓練である乙支（ウルチ）フリーダムガーディアン演習に対する不満と見ている。別の軍当局者は「ＳＬＢＭ開発レベルの単純な試験である可能性もあるが、北は韓米連合訓練をする時に反発してきた」とし「今回も軍事的な武力示威と見ていて、追加の挑発に備えている」と述べた。


韓米は２２日から下半期の韓米連合訓練である２０１６年乙支フリーダムガーディアン演習を行っている。