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テ・ヨンホ公使奪われた北朝鮮、「朴槿恵は特等売国奴」と非難

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵大統領に対する非難を浴びせる19日の朝鮮中央テレビ(写真=朝鮮中央テレビキャプチャー)

北朝鮮がテ・ヨンホ駐英北朝鮮公使の亡命に対し初めて言及した20日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する非難を浴びせた。北朝鮮の朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党機関紙の労働新聞は20日、個人筆名の論評「特等売国奴の卑劣な対決悪口」を掲載した。新聞は「朴槿恵逆徒は腐敗無能な反逆統治で韓国を前代未聞の生き地獄に転落させ南北関係を最悪の破局に追いやった」と非難した。

労働新聞は15日に朴槿恵大統領が光復節の祝辞で明らかにしたアジェンダに対しても露骨に非難した。高高度防衛ミサイル(THAAD)に対しては「外勢のご機嫌を取って民族に最後まで反逆するという露骨な宣言」、朴大統領が北朝鮮の人権問題を指摘したことに対しては「尊厳高いわが共和国の果敢にも曇らせようとして発狂したもの」と反発した。新聞は朴大統領に対し「青瓦台ばあさん」「特等売国奴」「青瓦台悪女」「親米親日逆賊」など、これまで使われてきた各種悪口と非難の表現をすべて集大成して使った。さらに朴大統領の父親である朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領に対しても「抗日運動弾圧で先頭に立った特等日本人の後裔」という表現を使った。

朝鮮中央通信もやはり「事大売国奴の避けられない運命」と題する記事を通じ朴大統領非難に熱を上げた。通信はTHAAD問題に対しては「唯一超大国の地位を守ろうとする米国のあがき的な策動に朴槿恵が主役に出て乙未事変と同じ状況に行こうとしている」とさげすんだ。通信はまた「同族対決の新たな謀略劇」と題する論評で、亡命したテ公使に対しても未成年者への性暴行などの単語を盛り込んで非難を浴びせた。

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