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サムスンのギャラクシーノート7、最高等級防水機能の秘密は?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
電気を流して作動する家電やモバイル機器にとって水は天敵だ。水は電気が通じる「導体」なのでいったん入り込めば流れてはいけない所まで電気を伝えてしまう。修理センターで浸水したスマートフォンの回路基板を「焼けてしまった」と表現する理由だ。

国際電気技術委員会(IEC)は水が入らないようにした電子製品に数字を付けてIPという等級をつける。19日に国内で発売されるサムスン電子のギャラクシーノート7は「IP68」等級を受けた。前の数字は防塵、後の数字は防水の等級をあらわす。6段階に分かれる防塵と8段階に分かれる防水のそれぞれの最高等級を受けたことになる。防水8は「水深1.5メートルで30分置いても水が入り込まない程度」を示す。防水機能が初めて適用されたギャラクシーS5はIP67、ギャラクシーS7はギャラクシーノート7と同じIP68等級を受けた。

イヤホン端子・充電端子・スピーカー・SIMスロットのように数多くの穴、ホームボタン・左右の側面ボタンのように内部基板とつながったボタンの多くの隙間をサムスン電子はどのようにしてすべて埋めたのだろうか。


ギャラクシーノート7を防水フォンにするためにサムスン電子はUSB充電端子、続いてジャック、SIMスロットなどについては部品とケースの接合地点をいちいちゴムパックで覆った。左右の側面のボタンがついている本体はシリコン材質を使って全体を隙間なく巻いて防いだ。

無線事業部の機構開発チームのソン・ボムモ責任者は「惣菜を保管する惣菜ケースにゴムパッキングを巻くように本体全体にはシリコンを、各部品にはいちいちゴムパックで細かく密封した」と説明した。

充電端子のように水にさらされる部品には水に腐食されないニッケル(Ni)とニッケル-パラジウム(Ni-Pd)素材を使ってメッキをした。

このように処理しても問題は残った。まさにスピーカーだ。ほかの穴や隙間のようにシリコンやゴムを適用すればそもそも音が出ないという問題が生じた。サムスン電子はこの問題を、空気は吹き出しても液体は通さない、いわゆる「息をする繊維(ゴアテックス)」を使って解決した。音が空気に乗って出てくるという点を活用したのだ。

ソン・ボムモ責任は「適合した素材を探すために、噂を頼りに繊維専門業者を探して各種の候補材料を購入した後、試作品を数多く作った末に成功した」と話した。



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