ドラマ『むやみに切なく』の中国ファンミーティングが突然延期になった。イベントを３日後に控えて起こったことで一層驚くことだ。

ある芸能関係者は３日、韓国日刊スポーツに「ＫＢＳ（韓国放送公社）第２テレビの水木ドラマ『むやみに切なく』主演のキム・ウビンとスジのドラマファンミーティングが６日午後に北京のオリンピック体育館で開かれる予定だったが、イベントを数日後に控えて延期になったという一方的な通知を受けた」と明らかにした。

今回のファンミーティングは実現までの過程が特別だった。Ｙｏｕｋｕ（中国の動画共有サイト）公式の微博（ウェイボー、中国版ツイッター）には「キム・ウビンとスジが見たい」という中国ファンたちのリレーコメントが続き、ヨウク所有主である合一グループ総裁の楊偉東の公式ウェイボーにまで「どうかキム・ウビンとスジを中国に連れてきてほしい」という要請が続いた。突然のコメントの量に驚いた楊偉東総裁も「何通かしか見ていないが、すでにすっかり人気のキム・ウビンとスジを中国に連れてきましょう」といってあっという間にファンミーティングが組まれた。


しかし突然の無期限延期という一方的な通知を受けた。

『むやみに切なく』の制作会社側は韓国日刊スポーツに「中国から『不可抗力的な理由でイベントが延期になった』という通知を受けた。正確な延期理由については確認中だ」と明らかにした。

こうした一方的な通知をめぐって最近、敏感な問題として浮上している高高度ミサイル防御（ＴＨＡＡＤ）体系のためでないかという意見がもれている。相次ぐ中国内の韓流報復性の規制にともなう不当処置というのが関係者たちの反応だ。制作会社はその背景を確認中という状況だ。

『むやみに切なく』は幼少期に胸の痛むような悪縁で別れた２人の男女が、傍若無人なスーパー甲のトップスターと、卑屈で俗物的なスーパー乙のドキュメンタリーＰＤとして再会して描かれる切ない愛の物語だ。