オペラリアコンクール1位の韓国テノール歌手のキム・ゴヌ(右)がドミンゴからトロフィーを受け取っている。(写真=オペラリアコンクール)
オペラリアコンクールは世界三大テノールの一人に数えられるドミンゴが後輩養成のため1993年に創設した。声楽家の実質的なキャリアを積む近道として広く知られているコンクールだ。メゾソプラノのニーナ・シュテンメ、テノールのローランド・ビリャソン、バスのアーウィン・シュロット、ソプラノのアイーダ・ガリフッリーナなどを輩出した。これまでこのコンクールで韓国声楽家が顕著な活躍を見せてきた。バスのヨン・グァンチョル(1993)、ソプラノのキム・ソンウン(1995)、テノールのキム・ウギョン(2004)、バリトンのヤン・テジュン(2007)がそれぞれ1位を獲得したことがある。
慶煕(キョンヒ)大音大を卒業したキム・ゴヌは、現在、ドイツのマインツ国立音大で学んでいる。2013年国立オペラ団コンクールで金賞を受賞し、2015年カナダのモントリオール国際音楽コンクール1位、ことしイタリアのザンドナーイコンクール3位とマンハッタン国際コンクール1位に入った。テノールの中でも軽快な発声が可能な「リリコレジェッロ」に分類される。
音楽評論家ユ・ジョンウ氏は「グノーの『ファウスト』のタイトル・ロール、ビゼー『真珠採り』のナディールにぴったりの声だ。フランス・オペラの旋律を表現するのに適した軽快さと流麗なレガート(音と音の間を滑らかにつなぐ技巧)を駆使する」として「キム・ウギョンやカン・ヨセフに続くワールドスターの誕生といっても差し支えない」と受賞の意味を説明した。
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