中国政府は年初、自国の企業が主に生産するリン酸鉄リチウム(LFP)方式のバッテリーには補助金支給を続ける半面、韓国企業の三元系バッテリーを搭載する電気バスには補助金を支給しないことを決めた。すでに中国に数千億ウォンを投入して三元系バッテリー工場を完工したLG化学、サムスンSDIは不意打ちを食らう格好となった。企業側はさまざまな経路を通じて呼び掛けたはずだ。政府も周亨煥(チュ・ヒョンファン)産業通商資源部長官に続き、黄教安(ファン・ギョアン)首相までが中国に補助金支給再開を要請した。しかし効果はなかった。
米国、日本、ドイツなどの世界的な認証機関が安全性を立証したバッテリーに対し、なぜ中国政府だけが問題を主張するのか理解しがたい。しかも三元系バッテリーは中国側のLFPに比べてエネルギー密度が高く、さらに進んだ技術に分類される。世界市場のシェアは三元系が93%、LFPは7%と大きな差がある点を見ても分かる。中国企業が技術を開発して競争力を確保するまでの時間稼ぎの目的で中国政府が補助金を悪用しているという分析が出る理由だ。
米国、日本、ドイツなどの世界的な認証機関が安全性を立証したバッテリーに対し、なぜ中国政府だけが問題を主張するのか理解しがたい。しかも三元系バッテリーは中国側のLFPに比べてエネルギー密度が高く、さらに進んだ技術に分類される。世界市場のシェアは三元系が93%、LFPは7%と大きな差がある点を見ても分かる。中国企業が技術を開発して競争力を確保するまでの時間稼ぎの目的で中国政府が補助金を悪用しているという分析が出る理由だ。
この記事を読んで…