高高度ミサイル防衛(THAAD)体系をめぐる論争に関連し、韓半島(朝鮮半島)には迎撃システムだけを配備し、レーダーは在日米軍のものを活用するべきだという提案が、中国核軍縮専門家から出てきた。
軍備統制と核軍縮専門家の李彬清華大国際関係学院教授は17日、北京で開かれた世界平和フォーラムで、「韓半島にTHAADの構成要素であるXバンドレーダーが配備されれば中国のミサイル後方まで探知し、中国の核弾頭真偽識別法などの情報がすべて米国に露出する」とし、このように述べた。中国の弾道ミサイル試験はほとんど東から西に発射されるため、韓半島に配備されたレーダーでミサイル後方探知が可能ということだ。
また李教授は「もし韓半島にXバンドレーダーが配備されれば、中国はミサイル試験発射方向を東に変えるしかないが、この場合は韓半島に新たな安保脅威になる可能性がある」と話した。
続いて「THAADレーダーシステムを配備しなくても北朝鮮からの安保脅威に対応できる」とし「韓半島には迎撃システムだけを配備し、レーダーは配備せず、代わりに在日米軍のものを活用すれば、中国の核・ミサイルを探知できず、ウィンウィンの解決方法になる」と提案した。李教授は在日米軍に配備されたXバンドレーダーは能力が落ち、このような探知はできない」と付け加えた。李教授の発言は、Xバンドレーダーの探知距離が中国大陸に及ぶかどうかで論議を呼んだのとは違う次元での懸念を表したものだ。
また李教授は北朝鮮の核能力に関する質問に対し、「北朝鮮は潜水艦弾道ミサイル(SLBM)能力まで備え、数年以内に韓国の南海岸から北側にミサイルを発射することができ、これはTHAADでも防止できない」と答えた。この場合、北側に向けて設置されるTHAADでも北朝鮮ミサイルを防ぐことができないという意味だ。
これに対し尹永寬(ユン・ヨングァン)元外交部長官は「2009年に中国が北の核と韓半島問題を分離し、北の挑発が強化した」とし「北を戦略的緩衝地帯と見なす地政学戦略を変えて圧力を強化しなければいけない」と主張した。続いて「THAADは北の核問題が解決されるまで『一時的』に配備するべきであり、日米と中露の巨大な戦略ゲームに連動されてはいけない」と強調した。
軍備統制と核軍縮専門家の李彬清華大国際関係学院教授は17日、北京で開かれた世界平和フォーラムで、「韓半島にTHAADの構成要素であるXバンドレーダーが配備されれば中国のミサイル後方まで探知し、中国の核弾頭真偽識別法などの情報がすべて米国に露出する」とし、このように述べた。中国の弾道ミサイル試験はほとんど東から西に発射されるため、韓半島に配備されたレーダーでミサイル後方探知が可能ということだ。
また李教授は「もし韓半島にXバンドレーダーが配備されれば、中国はミサイル試験発射方向を東に変えるしかないが、この場合は韓半島に新たな安保脅威になる可能性がある」と話した。
続いて「THAADレーダーシステムを配備しなくても北朝鮮からの安保脅威に対応できる」とし「韓半島には迎撃システムだけを配備し、レーダーは配備せず、代わりに在日米軍のものを活用すれば、中国の核・ミサイルを探知できず、ウィンウィンの解決方法になる」と提案した。李教授は在日米軍に配備されたXバンドレーダーは能力が落ち、このような探知はできない」と付け加えた。李教授の発言は、Xバンドレーダーの探知距離が中国大陸に及ぶかどうかで論議を呼んだのとは違う次元での懸念を表したものだ。
また李教授は北朝鮮の核能力に関する質問に対し、「北朝鮮は潜水艦弾道ミサイル(SLBM)能力まで備え、数年以内に韓国の南海岸から北側にミサイルを発射することができ、これはTHAADでも防止できない」と答えた。この場合、北側に向けて設置されるTHAADでも北朝鮮ミサイルを防ぐことができないという意味だ。
これに対し尹永寬(ユン・ヨングァン)元外交部長官は「2009年に中国が北の核と韓半島問題を分離し、北の挑発が強化した」とし「北を戦略的緩衝地帯と見なす地政学戦略を変えて圧力を強化しなければいけない」と主張した。続いて「THAADは北の核問題が解決されるまで『一時的』に配備するべきであり、日米と中露の巨大な戦略ゲームに連動されてはいけない」と強調した。
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