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韓国で唯一「ポケモンGO」が楽しめる束草へ…バスのチケット売り切れ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ポケモンGOをするために束草に来た若者。(SNSキャプチャー)

13日、江原道束草市のエキスポ公園で、あるゲーマーがスマートフォンに現れた「ポケモン」を捕まえている。(SNSキャプチャー)

「雪岳(ソラク)高にはピカチュウが出てくる」「束草(ソクチョ)海水浴場ではペルシアンを捕えることができる」。

13日、江原道(カンウォンド)束草エキスポ公園にはスマートフォンから目を離せない人たちが集まった。かばんを持った学生、男女のカップル、スマートフォンだけを持ってつぶやく男性もいた。「雪岳高校がどこですか」と尋ねる人、隣の友人に「よし、カメを捕まえた。束草だけができるとは本当にラッキーだ。家にも出て、トイレにも出てくる」と自慢する人も見られた。

この日午前に車で到着したプログラマーのチ・グクファンさん(30)は「重要なことが生じて必ず束草に行かなければいけないと妻を説得して急いで来た」と話した。この人たちはなぜ束草に集まったのだろうか。


7日に発売された任天堂の拡張現実(AR)ゲーム「ポケモンGO」のためだ。ポケモンGOはスマートフォンの画面に現れた動物型キャラクター(ポケモン)を捕獲するゲームだ。使用者がいる現実空間がゲームの背景となり、ここにポケモンが登場する。束草海水浴場に「タッツー」が現れ、近くのコンビニのレジには電気攻撃をする「ピカチュウ」が、束草高校の運動場には「ヒトカゲ」が登場するという形だ。

現実と仮想のキャラクターを連結したポケモンGOが世界的に大ヒットし、ポケモンGOマニアが登場した。しかし韓国のほとんどの地域ではゲームができない。ポケモンGOはグーグルマップを基盤に運営されるゲームだが、政府が保安施設露出問題のため、大韓民国の地図の国外搬出を承認しないからだ。

しかし12日、ソーシャルネットワークサービス(SNS)に「束草でポケモンを捕まえた」というコメントとともに「認証ショット」が載せられた。その後、ゲーム開発会社ナイアンティックラボが世界地図を菱形のセルで区画整理する過程で、束草と江原北部地域、鬱陵島(ウルルンド)地域が北朝鮮区域に分類され、この地域ではゲームができることが知られた。



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