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【時視各角】中国の友人たち、みみっちいことを言うな=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国の初めての貿易紛争相手は韓国だった。2000年6月のニンニク波動がそれだ。韓国は低価格の中国産ニンニクにセーフガード(緊急輸入制限)を発動した。世界貿易機関(WTO)の規定に基づく措置だった。ぴったり1週間後に中国は韓国製携帯電話とポリエチレンの輸入を全面禁止した。法と規定は無視された。ニンニクは1000万ドル相当にもならなかったが携帯電話は5億ドルを超えた。あわてた韓国が交渉を提案したが結果は惨憺たるものだった。中国の強硬姿勢にずるずると言いなりになり白旗投降、裏合意までする中で青瓦台(チョンワデ、大統領府)経済首席秘書官が辞任しなければならなかった。当時交渉に参加した人たちにはまだトラウマだ。いまは官服を脱いだAさんの話。

「交渉ではなかった。こんなごり押しはなかった。日取りも場所も自分たちが決めた。無条件の原状回復ばかり主張した。『なぜいくらにもならないニンニクをめぐってこうなのか。お前たちは中国でたくさん儲けているではないか』が論理のすべてだった。熱心に説得し合意したら翌日ひっくり返された。(合意してくれた)交渉代表を換え問い詰めることもできなくした」。

韓国を相手にした経験は翌年日本を扱うのにも威力を発揮した。日本が中国産の長ネギ、シイタケ、畳に対しセーフガードを発動すると、中国は日本製自動車、携帯電話、エアコンに100%の特別関税で対抗した。「われわれは韓国とは違う」と大声を上げた日本も打つ手はなかった。調子に乗った中国はごり押しの適用範囲を大きく拡張する。貿易だけでなく、領土、人権、政治紛争まで経済で報復した。2009年と2014年にフィリピン、ベトナムとの南シナ海紛争、2012年の日本との尖閣諸島紛争だけでなく、2010年に劉暁波氏にノーベル平和賞を授与したノルウェー、ダライ・ラマを招いた国にも必ず経済報復に出た。


そのため高高度防衛ミサイル(THAAD)のために韓国企業が戦々恐々とするのはわかる。過去の例から見ても100%中国が報復するとみるのが正しいだろう。中国メディアも露骨に経済報復をあおっている。こんな中国はしかし大国らしくない。大中華の復活、中国夢を成し遂げるには度量の大きい大国にならなければならない。なぜそうなのか中国が好んで使う四字熟語から探ってみる。



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