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韓経:採用なくなり人材養成もオールストップ…行き場失う韓国の造船人材

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
大宇造船海洋が重工業専門高卒人材を養成するために作った重工業士官学校が閉校の危機に置かれている。今年新入生を1人も選ばなかったのに続き来年の新入生選抜計画まで不透明だという。韓国の重工業人材養成基盤が揺らいでいるという懸念が出ている。

大宇造船海洋重工業士官学校の新入生選抜が中断されたのは4年ぶりだ。大宇造船海洋は2011年末に高卒人材を対象にした教育機関の重工業士官学校を設立した。高卒人材に対し早期教育を実施し専門性を備えた人材を確保するという趣旨だった。2012年に第1期100人から始まり2013年に第2期80人、2014年の第3期と昨年の第4期は60人ずつ新入生を選び教育した。4年間の教育過程を経れば大卒新入社員に準ずる待遇で大宇造船海洋に入社する機会を与えた。

だが大宇造船海洋は昨年、会社の経営が悪化すると第5期新入生選抜を断念した。これまでは毎年下半期には翌年に教育を受ける新入生を選んだ。今年末にも新入生選抜計画はないと伝えられた。


大宇造船海洋関係者は「大卒新入採用も難しい状況で人材育成は考えることもできない」と話した。大宇造船海洋は昨年大卒新入公開採用をしなかった。今年下半期には大卒新入採用を再開する方針だがこれすら20~30人水準を検討中だ。

業界関係者は気をもんでいる。人材養成の中断は1社だけの問題ではないからだ。現代重工業とサムスン重工業もやはり新入採用と教育計画は不透明だ。業界関係者は「現在重工業関連人材を養成する基盤はないとみても構わない。こうしたことでは重工業発展の土台がなくならないか心配」と話した。

重工業分野への就職志望生の悩みも大きくなっている。就職機会自体が少なくなった上に仕事の見通しが不安だからだ。ソウル大学造船海洋工学科は在学生の相当数が転科を考えているという。今年に入り在学生の転科申請は例年の2倍を超えた。

ソウル大学造船海洋工学科のキム・ヨンファン教授は「業況が厳しいので会社では人材を採用せず、働きたいという人材も減る悪循環が広がった。重工業人材養成と関連教育に対する関心が必要だ」と話している。



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