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【取材日記】不良給食、面皮に汲々とした大田教育庁

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

保護者らが不十分な給食の問題解決を要求して大田市(テジョンシ)教育庁でデモをしている。(写真=鳳山小父兄会)

「子供たちがいつもお腹がへると言うから毎回叱っていたが、給食のせいだという話を聞いて空が崩れるかと思うほどだった」「給食がまずいと言えば母親が作るよりましだからと言い聞かせて学校に行かせていたが…」

30日、大田(テジョン)鳳山(ポンサン)小学校保護者の集まりであるSNS(ソーシャルネットワークサービス)に上がってきた文だ。お腹が痛かったり、お腹がすくと訴えたりする子供たちに仮病だとかご飯をしっかり食べろと叱っていた親たちが、自身の過ちを悔いる内容もあった。親環境給食だと信じていた親たちは献立を見て情けなくなり怒ることもできなかった。1年以上このような給食を食べていた子供たちに申し訳なかった。

保護者が公開した献立を見ると、ふやけたうどんにたくあん一かけ、スイカ一切れが全てだった。ある日は焼き豆腐1個とカクテキ2個がおかずとして出てきた。


給食室の衛生状態はさらにひどいものだった。テーブルや配食台から基準値を数十倍も超過する細菌が検出された。お腹が痛かったり腸炎にかかったりした子供たちが続出したのもこのためだった。それでも学校側は「家で食べたもののため」としながら過ちを家庭側に回した。ある1年の親は「入学4カ月後に腸炎で4回欠席、3回早退した。あまりにも痛くて保健室に行ったという息子が嘘をついていると思った」と涙声で話した。

まずい給食を食べながら子供たちは人格も冒とくされなければならなかった。食べたくなくても食べなければならなかったし、もっと食べようとすれば「もらうまま食べて」という文句だけ聞いた。スイカ一切れがもっと食べたかった1年生の子供は、担任教師の手を握って行って、やっと1個をおかわりできた。

保護者らは昨年4月頃からこうした問題を知って学校側に対策準備を要求した。管理・監督機関である大田市教育庁と大田西部教育支援庁、該当小学校は「私たちが解決する事案ではない」として1年以上にわたり責任を転嫁していた。教育当局が責任回避に汲々としていた間に被害はそのまま子供たちへと回った。鳳山小校長や教師たちも給食管理が不十分な事実を認めた。なぜ何の措置も取らなかったのかという質問に「言葉もない」という言葉だけを繰り返した。

遅ればせながら大田市教育庁は鳳山小を特別監査することにした。教育庁を信じられないという保護者の要請を受け入れ、今回の監査に保護者代表が参観する。鳳山小の給食問題は単に実態把握で終わってはいけない。食材料の購買内訳、収入・支出の状況、子供たちに対する人格冒とくなどを隅々まで調査しなければならない。

子供たちが良質な給食を食べられるよう根本的な対策を提示しなければならない。大人たちの過ちで子供たちが被害を受けることは、これ以上あってはならない。

シン・ジンホ社会部門記者



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