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中国・インド艦艇、釜山に来ても南シナ海神経戦

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国と中国の南シナ海摩擦がインド艦艇を媒介して先週、釜山(プサン)で再現された。

釜山海軍基地に偶然にほぼ同じ頃に入港した中国艦艇とインド艦艇が露骨に神経戦を繰り広げたのだ。インドは米国と協力関係である一方、中国とは国境紛争まで行った敵対関係だ。特に釜山海軍作戦司令部の中には駐韓米海軍司令部(CNFK)まであり、不穏な場面が何度も演出された。

3カ国の海軍間の感情対立はインド艦艇が22日に釜山海軍基地に入港しながら始まった。Sahyadri艦(6200トン)を主軸にした3隻だった。Sahyadri艦は対空ミサイル能力が強化された護衛艦で、2012年に実戦配備されたインド海軍の最新艦艇だ。艦艇の甲板に設置された垂直発射台32基にはバラク(Barak-1)対空ミサイルを発射できる。インド海軍は10~17日、日本の海上自衛隊とともに米国との定例訓練「マラバール(Malabar)」を終えた後だった。


中国艦艇はインドよりも1日遅れた23日に入港した。中国の湖港編隊所属の大慶艦(FFG-576、4053トン)と駆逐艦・軍需支援艦など3隻だった。アデン湾で海賊退治および商船護送の任務を終えて帰国した途中で釜山に立ち寄った。中国の湖港編隊は韓国の清海部隊とアデン湾で大海賊作戦共助会議や連合訓練を行うなど友好的な関係だ。

ミニイージス艦と呼ばれる大慶艦は中国海軍の最新主力艦艇だ。2015年に就役した大慶艦にはSahyadri艦のように対空ミサイルHQ-16を発射できる垂直発射台32台が設置されている。中国側は中央日報に大慶艦の内部も公開した。大慶艦の内部が国内メディアに公開されるのは初めてだ。

だが両国の艦艇は、係留した埠頭の位置から互いに不快な関係であることを見せてくれた。インドの艦艇は駐韓米海軍司令部に近い埠頭に、中国艦艇はその反対側の埠頭に係留した。インド艦艇は釜山海軍基地に到着した日の夕方に行った艦上レセプションで「(南シナ海で)航行の自由が保障されなければならない」という立場も明らかにしたと海軍側が伝えた。中国艦艇が入港するという状況を分かっていた上での話だった。

インド側はSahyadri艦上で行ったレセプションにマーク・リッパート駐韓米国大使や米海軍幹部も招請した。中国側も翌日、大慶艦で艦上レセプションを行った。しかし中国側は韓国海軍の関係者たちだけを招いた。向い側の埠頭に係留中だったインド海軍はもちろん基地内にいた駐韓米海軍司令部側の人々も招待しなかった。

両国の艦艇の雰囲気も違っていた。大慶艦は緊張した雰囲気だった。小銃で武装した兵士たちが警戒に立った。撮影も厳格に制限していた。インドのSahyadri艦は正反対だった。艦艇内部を簡単に見て回ることができ会話も自由だった。神経戦の時間を過ごした後インドの艦艇は25日午後に出港し、中国艦艇は27日に出港した。



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