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疲労した韓国人…夫婦の35%が月1回以下「セックスレス」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
釜山(プサン)に住むキムさん(59、会社員)の夫婦は30代後半以降、夫婦関係を持っていない。体に異常にあるわけではないが、「セックスレス夫婦」として20年近く過ごした。とはいえ夫婦が一緒に病院に行って治療を受ける考えもなかった。キムさんは「当初は妻が困っていたが、40代後半に更年期に入ると性関係に対する欲求が落ち、その後は特に問題はなかった」と語った。

夫婦10組のうち3組以上がセックスレスであることが最近の調査で分かった。カン・ドンウ性医学研究所が世論調査機関「リサーチアンドリサーチ」に依頼し、全国成人男女1090人(既婚784人、未婚306人)を対象に性生活の実態を調査した結果だ。

今回の調査はライナ生命が発行する50+ライフ&ヘルスマガジン「ヘイデイ」と共同で行った。過去1年間、性関係の回数が月1回以下ならセックスレスと見なす。


設問回答者の絶対多数(93.9%)は「性生活が自分の生活と人間関係に重要な要素だと考える」と答えながらも、実際の性関係の回数は多くなかった。既婚者(784人)の場合、「月に2、3回」(回答者27.4%)が最も多かった。「月に1回以下」(24.2%)と「全くない」(10.9%)を合わせたセックスレスが35.1%だった。既婚・未婚を区別せず成人男女全体のセックスレス比率は38.2%。年齢が上がるほど高い。50代以上の既婚者は43.9%だ。

結婚期間別に見ると、11-20年が30.7%、21-30年が37.2%、31年以上が53.9%。カン・ドンウ博士は「海外の論文で発表された世界セックスレス夫婦の比率は20%だが、これと比較すると韓国は非常に高い。日本に続いて世界2位に該当する」と話した。日本は2014年を基準に44.6%だった。

性生活満足度調査では全体の22.8%が「満足していない」が、最も大きな理由は「疲労」(24.5%)だ。次いで「相手の配慮不足」「多様性(新しい場所と新しい体位)不足」「ストレス」などだった。日本の男性がセックスレスの最も大きな理由に「職場の仕事による疲労」と答えたのと傾向が似ている。

今回の調査で性関係の回数は30代でもそれほど高くなかった。月2、3回という回答者が最も多い。50代以上と同じだ。カン博士は「若い人たちが一人でスマートフォンでソーシャルネットワークサービス(SNS)を楽しんだり野外活動に没頭するなど個人主義文化が広がり、夫婦性生活に対する関心が落ちた」とし「学校で性を快楽としてのみ教えるのではなく、重要な部分もあるという事実を教えなければいけない」と話した。

セックスレス夫婦は結婚満足度が5.8点(10点満点)と、セックス維持夫婦(6.6点)に比べて低い。夫婦の性生活が単純な性行為を越えて夫婦の親密感や安定感に影響を及ぼすということだ。今回の調査で性生活の満足度を高めるためには情緒的な親密感を高めることが最も重要という結果が出た。



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