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<五輪サッカー>韓国監督「日本戦のような失敗は二度としない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「日本戦のような失敗は二度としない」。

サッカー韓国五輪代表の申台龍(シン・テヨン)監督の誓いだ。8月のリオデジャネイロオリンピック(五輪)で韓国代表の上位入賞を狙う申監督は中央日報のインタビューで、「1月の五輪アジア最終予選の決勝で日本に逆転負けした経験が薬になるようにしたい」と強調した。当時、韓国は「宿敵」日本に2-0とリードしていたが、結局、2-3で逆転負けを喫した。

申監督は「中央DF選手の1人が日本の強いプレスに戸惑っているため交代させようとしたが、『最後までプレーする』と言った。胸に響いてプレーを続けさせたが、結局は3失点に結びついた。監督が『情』に流されてはいけないという教訓を得た」と語った。


申監督に会った17日は、リオ五輪第1戦のフィジー戦まで残り50日という日だった。韓国はグループリーグでフィジー・ドイツ・メキシコと同じC組に入った。申監督は「最弱体のフィジーが3戦全敗、残りの3チームが並んで2勝1敗となる場合、1チームは2勝1敗でも8強入りできない場合がある。我々の組は死の組と変わらない。8月8日のドイツとの第2戦に全力を尽くさなければいけない」と述べた。

五輪最終メンバー(18人)発表を27日に控えた申監督はオーバーエージ枠(23歳超過選手)3人にFW孫興民(ソン・フンミン、24、トッテナム)と中央DF張賢秀(チャン・ヒョンス、25、広州富力)を指名した。申監督は「トッテナムが7月26日のユベントス(イタリア)、29日のアトレチコ・マドリード(スペイン)との親善試合を終えた後に孫興民を送ると伝えてきた。孫興民は7月31日にブラジルに到着しても1週間あれば回復できる」とし「孫興民は最近、A代表で振るわなかったが心配していない。右ウイングを任せる計画」と伝えた。

また申監督は「張賢秀は7月23日の中国リーグの試合を終えて合流する。残りのオーバーエージ1枚はFW石鉉俊(ソク・ヒョンジュン、25、FCポルト)を考えている。FW黄儀助(ファン・ウイジョ、24、城南)も候補の一人」と話した。石鉉俊は6日に行われた韓国A代表のチェコ戦で決勝ゴールを決めるなど成人代表の主力FWとして活躍している。

2012年ロンドン五輪の銅メダル獲得当時は奇誠庸(キ・ソンヨン、27、スウォンジーシティ)、具滋哲(ク・ジャチョル、27、アウクスブルク)をはじめ、豪華メンバーがそろっていた。一方、今回の韓国五輪チームは歴代最弱体という評価を受ける。

申監督は「我々のチームは今まで2回だけ負けた。我々の守備はなぜ弱いのか」と反問した。2015年3月にスタートした「申台龍号」は25試合で15勝2敗8分け。フランス・デンマークと引き分け、アルジェリアに2回完勝した。

韓国A代表は2日にスペインに1-6で大敗した後、6日にチェコを2-1で降した。申監督は五輪選手にこのように述べた。

「先輩たちはスペイン戦でなぜ失敗したのか。韓国の選手はお互い信頼できず横パスを乱発した半面、スペインは同僚を信じて足下にボールを入れた。しかしチェコ戦では変わった。我々もドイツのような強豪を相手に自信を持ってしよう」。

申監督はプロサッカー城南(ソンナム)監督時代、親しみやすい「兄貴リーダーシップ」で成果を出した。五輪チームの選手とも一緒に浴場に入り、湯船を行き来しながらいたずらもする。大会を終えた後、「酒を一杯おごってほしい」という選手もいたと、申監督は伝えた。最後に「もし五輪で日本と再対決することになればどうするのか」と尋ねた。申監督は一言で答えた。「そのままにはしておかない」。



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