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英国を分裂させたキャメロン首相、どの結果出ても政治的打撃

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
英国の欧州連合(EU)脱退(ブレグジット)の有無を問う国民投票が23日に行われながら2013年にブレキジットの国民投票を公約として前面に出したキャメロン首相の責任論がふくらんでいる。

当時キャメロン首相は保守党内のEU懐疑論者をなだめて党分裂を防ぐために「2015年の総選挙で私が再選したらブレグジット国民投票を実施する」と約束した。保守党はその年の総選挙で勝利したが、公約であるブレグジット国民投票を実施する過程で、保守党はもちろん英国全体により大きな分裂と摩擦を起こした。フィナンシャルタイムズ(FT)のコラムニストであるマーティン・ウルフ氏は「党内摩擦の縫合を国家の未来よりも優先視したキャメロン首相の判断のために英国が大きな打撃を受けることになった」と批判した。

英国がEUに残ろうが離れようがキャメロン首相は責任回避が難しい見通しだ。もしブレグジットが実現すれば首相からの辞任はほとんど決まった手順だ。キャメロン首相は「公約を履行しただけで辞任する理由はない」と主張したが敗北したキャメロン首相には議会の不信任投票を防ぐ力がない(日刊インディペンデント紙)と思われる。ブレグジットが失敗に終わるといっても保守党内の相当数を占めているEU懐疑論者の反発によってレームダックは避けられない。


◆ブレグジットで浮上した政治家たち

ボリス・ジョンソン元ロンドン市長はEU脱退運動を主導する過程で特有のカリスマ性を遺憾なく発揮した。テレグラフ紙は9日、英国ITVブレグジット賛否討論を報道して「討論に参加したジョンソン氏は自身が次期首相の器であることを見せてくれた」と評した。21日BBC賛否討論でジョンソン氏に対抗してよどみない弁舌を誇った7年目の政治家であるスコットランド保守党のルース・デイビッドソン代表は英国メディアから「この日の討論の勝者はデービソン」という評価を受けて一躍スターに浮上した。



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