当時キャメロン首相は保守党内のEU懐疑論者をなだめて党分裂を防ぐために「2015年の総選挙で私が再選したらブレグジット国民投票を実施する」と約束した。保守党はその年の総選挙で勝利したが、公約であるブレグジット国民投票を実施する過程で、保守党はもちろん英国全体により大きな分裂と摩擦を起こした。フィナンシャルタイムズ(FT)のコラムニストであるマーティン・ウルフ氏は「党内摩擦の縫合を国家の未来よりも優先視したキャメロン首相の判断のために英国が大きな打撃を受けることになった」と批判した。
英国がEUに残ろうが離れようがキャメロン首相は責任回避が難しい見通しだ。もしブレグジットが実現すれば首相からの辞任はほとんど決まった手順だ。キャメロン首相は「公約を履行しただけで辞任する理由はない」と主張したが敗北したキャメロン首相には議会の不信任投票を防ぐ力がない(日刊インディペンデント紙)と思われる。ブレグジットが失敗に終わるといっても保守党内の相当数を占めているEU懐疑論者の反発によってレームダックは避けられない。
英国がEUに残ろうが離れようがキャメロン首相は責任回避が難しい見通しだ。もしブレグジットが実現すれば首相からの辞任はほとんど決まった手順だ。キャメロン首相は「公約を履行しただけで辞任する理由はない」と主張したが敗北したキャメロン首相には議会の不信任投票を防ぐ力がない(日刊インディペンデント紙)と思われる。ブレグジットが失敗に終わるといっても保守党内の相当数を占めているEU懐疑論者の反発によってレームダックは避けられない。
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