最近の世論調査の結果がたとえ英国のEU脱退側にますます傾く傾向だとしても、私は「Brexit(ブレキジット、英国のEU脱退)」が実現されるという展望には依然として悲観的だ。自滅するつもりならば知らないが。ところでこの可能性を最初からはずしておくだけでは済まない理由がある。自ら消滅を宣言して消えゆく道を選んだソビエト連邦の事例があるからだ。国民が投票を通じて表明するのは懸案に対する答えではない。記票所に入る瞬間、彼らが表明するのは問題を提起した人に対する意見だということも当然考慮しなければならないだろう。キャメロン首相の人気は所属党の状況と同様に垂直落下している。
したがって不確かな世論調査と英国のEU脱退をめぐる諸説乱舞に動揺してはいけない。この議論はオランダやフランスのようにEUに対する選好が不確かな国で結果の分かりにくい賛否の国民投票を引き起こしかねない。EU加入の決定をひるがえしてはいけない理由がいったい何なのか、ますます多くの人が疑問をあらわしている。今回の英国の国民投票事例とともにEU残留あるいは脱退に関して私たちが本当に望んでいることが何なのか、周期的に点検する必要がある。
したがって不確かな世論調査と英国のEU脱退をめぐる諸説乱舞に動揺してはいけない。この議論はオランダやフランスのようにEUに対する選好が不確かな国で結果の分かりにくい賛否の国民投票を引き起こしかねない。EU加入の決定をひるがえしてはいけない理由がいったい何なのか、ますます多くの人が疑問をあらわしている。今回の英国の国民投票事例とともにEU残留あるいは脱退に関して私たちが本当に望んでいることが何なのか、周期的に点検する必要がある。
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