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【社説】韓国経済、英国のEU離脱の影響に徹底的に備えを

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
英国のEU離脱が世界の金融市場を不安にさせているのは、EU離脱による経済的波紋に対する懸念によるものだ。英国のEU離脱は米国・日本とともに世界先進経済圏の3大軸のひとつであるEUが沈滞を繰り返している世界経済をさらに弱め、欧州の政治的・社会的不安まで引き起こす可能性を内包している。欧州は以前からひとつの文化を共有し、政治・経済・社会がひとつにかみ合って回る地域共同体だった。こうした体制で分裂と孤立主義は常に大きな費用を払ってきた。こうした歴史的経験に基づいてEUは1991年にマーストリヒト条約を基盤に出発し、99年には単一通貨のユーロをスタートさせひとつにまとまった。


しかし最初から不安な同居の始まりだった。英国はEUには参加するもののユーロには合流しなかった。英国のEU離脱は結局加盟国間の経済格差が克服できていないということに伴った破局だ。離脱派は経済体力が異なる国同士の経済統合で英国が絶えず経済が弱い加盟国に金を与える不平等な構造に不満を提起してきた。英国にはEU出身の就業者が220万人に達する上、大規模な難民まで流入している。彼らに対する住宅・教育・保健の支援をこれ以上は放っておかないということだ。




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