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英国FT「米国による韓国人WTO委員の再任反対はWTO転覆行為」

ⓒ 中央日報日本語版
米国が張勝和(チャン・スンファ)WTO上級委員の再任を反対するのは米国がWTOを転覆させようとするものだとの分析が出た。

英国ファイナンシャルタイムズ(FT)は5月31日の社説で「米国は今、自身の意見に同意しなかった委員を外すことによってWTOを転覆しようとしている」とし「張氏が米国のWTO規定違反の件に対して米国の立場を支持しなかったため、米国が張氏に対する再任に反対した」と説明した。

また「米国はWTO上訴機構の決定を不快に思うこともあるだろうが、上級委員を米国支持者だけで構成しようとするのはよくない」と指摘した。引き続き「これはWTOを揺るがすだけでなく、いわゆる『国際法の錨』役を果たしてきた米国の役割をも揺さぶるもの」と強調した。


これに先立ち、韓国人として初めてWTO上級委員になった張勝和氏は、5月31日の1次任期満了を迎えて再任をねらったが、米国政府が張氏が法を過度に解釈しているという点を挙げて彼の再任は支持できないという立場を通知した。慣例が続いてきたWTO上級委員の再任に米国が反対を表明したのはWTO紛争解決機構の歴史上、初めてのことだと伝えられた。



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