米国内韓国人の権益伸長のための団体「市民参加センター(KACE)」を率いるキム・ドンソク常任理事(58)は「トランプ突風現象」をこのようにまとめた。8年前のバラク・オバマ氏のようにドナルド・トランプ氏も今まで投票に行かなかった「沈黙していた多数」を投票所に引っぱり出し、共和党大統領候補のチケットを握ることができたという分析だ。「クリントンvsトランプ」の本戦構図でキム理事はヒラリー・クリントン氏の勝利の可能性を少しだけ高くみた。だが暴言の波紋などで弱点をすでに見せたトランプ氏の場合は今後支持率が上がる可能性が高い一方、クリントン氏はトランプ氏の激しいネガティブ攻勢に対抗しなければならないため、きっ抗した勝負になると見通した。
1980年代中盤に米国に留学したキム理事は、92年のロサンゼルス(LA)黒人暴動を機に20年以上にわたって米国内の韓国人の権益増進運動を行っている。米国の主流政界ともネットワークが緊密な彼は今年、米国11州を回って大統領選挙の予備選挙を現場で見守った。最近訪韓したキム理事に18日市内のホテルで会って米国大統領選挙現場のトランプ突風を集中的に取材した。
「沈黙していた多数」引き出したトランプ氏、2008年のオバマ氏と類似(2)
「沈黙していた多数」引き出したトランプ氏、2008年のオバマ氏と類似(3)