プロ野球ＮＣダイノスが使う新しいホーム球場の建設工事が始まった。

慶尚南道昌原市（キョンサンナムド・チャンウォンシ）は２１日、ＮＣダイノスとサムスン・ライオンズの試合が行われる馬山（マサン）球場で新たなホーム球場の建設工事起工式を行った。９番目の球団となるＮＣダイノスが昌原市に誕生してから６年ぶりだ。

起工式のために昌原市は慶尚南道内１８の市と郡から持ってきた土を準備した。試合に訪れた野球ファン１万人余りが見守る中で、安商守（アン・サンス）昌原市長と具本綾（ク・ボンヌン）韓国野球委員会（ＫＢＯ）総裁ら来賓は準備された土をシャベルですくいマウンドに撒いた。昌原市は昌原市民だけでなく慶尚南道の道民みんなが新しい球場を一緒に作るという意味だと説明した。


新馬山球場の位置は既存の馬山球場横にある馬山総合運動場の場所だ。２０１８年１２月までに建設を終わらせ２０１９年のシーズン開幕に合わせ開場する予定だ。

昌原市は新馬山球場を市民に３６５日開放することを明らかにした。年間にプロ野球のホーム試合が行われる日数は７０日前後であるためだ。新球場は試合のない日には野球博物館、家族公園、野外結婚式場、キャンプ場など多様な施設として利用できるように設計された。

この事業には国費２９０億ウォン、道費２００億ウォン、市費６５０億ウォン、ＮＣダイノスの分担金１００億ウォンの総額１２４０億ウォンが投じられる。洪準杓（ホン・ジュンピョ）道知事が財政条件を理由に道費の支援拒否の意思を明らかにした中で、昌原市はまず市費１２０億ウォンと国費５０億ウォン、球団分担金３０億ウォンを合わせた２００億ウォンで建設工事を始めた。