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W杯テーマ曲『Boom』、サッカーブームの誘発を期待

「私が先に行ったら、あなたは私を追いかけて。川が流れ黄金の野原が広がるあの静かで特別な世界に…」--。サッカーのフランスワールドカップ(W杯)で、世界のサッカーファンを虜にしたリッキー・マーティンの『カップ・オブ・ライフ』に続き、新たに世界を魅了させる2002年韓日W杯のオフィシャルソング『Boom』が公開間近となった。

オフィシャルソングを歌う歌手として電撃発表され関心を集めた米国の女性歌手アナスターシア(28)は先月29日夜、釜山市金海(ブサンシ・キムヘ)空港に到着、30日午前からリハーサルに入った。

報道陣の出入りが統制された組み合わせ抽選会場で午前9時からおよそ1時間行われたリハーサルには、公開オーディションで数百倍の倍率をくぐり抜けた11人の男女バックダンサーが雰囲気を盛り上げた。アナスターシアは、長時間の飛行と時差による疲労もあったが、リハーサル中、始終明るい笑顔を失わなかった。


国際サッカー連盟(FIFA)からテーマ曲の制作権を獲得したソニーミュージックの関係者によると、『Boom』は典型的なユーロダンス曲。ビットがきいていて、メロディーラインが単純で、歌いやすいという。波乱万丈だったアナスターシアのこれまでの人生のように、W杯の熱気にブームを起こすものと期待される。

アナスターシアは昨年10月に発表したデビューアルバム『ノット・ザット・カインド(Not That Kind)』が10数カ国で500万枚以上売れ、ファンにインパクトを植え付けたが、それ前は全くの無名歌手だった。

現在はエピックレコード社と契約しているが、アルバムを出す前は、テレビ番組のダンサーを転々とし、ロサンゼルスのヘアーサロンを解雇された後、失業を経験したこともあった。アナスターシアは音楽的力もあり、作曲家グレン・バラードと『Boom』を一緒に制作した。



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