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クリーンディーゼル、崩れる神話=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「クリーンディーゼル」の神話が崩れている。フォルクスワーゲンと日産の排気ガス不正問題が相次いで明らかになってだ。「力が強く燃料費の安いエコカー」から、粒子状物質など環境汚染の主犯という非難まで受けている。

国土交通部が18日に明らかにしたところによると、韓国のディーゼル車登録台数は先月末基準883万8993台に達する。ガソリン車登録台数990万2836台の89%水準だ。昨年新規登録された車153万2054台のうちディーゼル車は68万4383台で、ガソリン車の68万1462台を上回った。

ディーゼル車が大きく増えたのは、ディーゼル車に有利な韓国政府の政策が一因だ。政府が2009年から排出ガス基準を充足するディーゼル車に準租税性格の環境改善負担金(年10万~30万ウォン)を猶予するなどインセンティブを与えたためだ。政府がエコカー普及拡大のために導入した「低公害車両」認証制度もディーゼル車に有利だ。


ディーゼル車の排気ガスに多く含まれた窒素酸化物(NOx)より二酸化炭素(CO2)排出量を減らすのに重点を置いた制度のため、二酸化炭素排出が相対的に少ないディーゼル車が認証獲得に有利になった。「低公害車両」の認証を受ければ混雑通行料免除(ソウル登録基準)と公営駐車場料金50%減免などの恩恵が与えられる。

ソウル大学行政大学院のチョン・グァンホ教授は、「韓国政府がインセンティブを提示する方向で消費者が誘引を感じそこに合わせて消費をするのは極めて当然だ。いまからでもディーゼル車関連のインセンティブ制度に手を入れなければならない理由だ」と説明した。

「クリーンディーゼル」の起源は1997年に日本のトヨタが発売したハイブリッドカー「プリウス」だ。当時プリウスのようなエコカーに関心が高まり、既存のガソリンやディーゼル基盤の内燃機関自体が消えるだろうという見通しまで出てくるほどだった。



クリーンディーゼル、崩れる神話=韓国(2)

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