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【コラム】韓国の空気政策、このままではいけない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
先週末、私の娘が学校のサッカー試合に初めて出場した。1ゴールを入れ、決定的なアシストも何度かした。誇らしかった。その日夜、私は娘のせきで何度も目覚めた。私は自分の子どもたちがソウルに暮らしながら韓国文化を習うのをうれしく思う。米国で生活していれば得られない非常に大きなチャンスだと私はよく主張する。しかし最近は子どもを健康の心配なく外で運動できる空気がきれいなところに送らなければいけないという気がする。昨年、韓国を訪問した父は、ソウル駅を出ると空気から硫黄のにおいがすると語った。

農村地域を含めて韓国の空気が悪化し、そのために病気にかかる人が増えているという事実は公開された秘密だ。有害大気汚染物質に対する規定を違反するディーゼル自動車が市場に出ることが多い。そのような車はにおいだけでも分かる。しかしいかなる措置もない。市民の健康を脅かす粒子状物質に比べると、中国の砂漠から風に乗って飛んでくる黄砂の危害性は何でもないという気もする。

責任を中国に問うのはいくつかの面で不正確だ。有害ガスを排出するのは韓国だ。中国の石炭火力発電所と工場が排出する有害ガスは韓国にも責任がある。韓国人が中国に建設する工場は厳格なガス排出基準を守らない。さらに重要な事実は、中国が韓国の環境政策から直接的な影響を受けるという点だ。韓国がガス排出に対して厳格になり、スウェーデンやデンマークのように化石燃料の使用中断と気候変動緩和のための野心的な計画を推進すれば、中国はこれに注目するだろう。韓国の政策をベンチマーキングする可能性が高い。実際、中国は再生可能エネルギーに韓国より多くの投資をしている。


外国の友人が私にした話によると、ぞっとする空気のために最近は韓国で働く人を採用するのに困難があるという。ひどい環境破壊と軽率な短期的な成長政策のために韓国の評判が大きく悪化している。グローバル緑色成長機構(GGGI)のボ・デ・ボーア事務局長と緑の気候基金(GCF)のヘラ・ チェイクローホー事務局長がほぼ同時に辞任したという事実ほど現状況を表しているものはない。2人の決定が韓国の現政策に対する挫折感と直接的な関係があるかどうかは私には分からない。確実に知っていることはある。パリでの国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に出席した韓国環境部長官が最終合意案交渉を控えて早期に帰国したのを世界が注目した。

最近、韓国で家や自動車用フィルター市場が好況を迎えている。悲しいことだ。フィルター製品は人が暮らせない環境を少しましにすると約束する。多くの韓国人は自分たちに押し寄せる気候変動の災難どころか、ぞっとする空気が健康に及ぼす悪影響まで否認するように見える。



【コラム】韓国の空気政策、このままではいけない(2)

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