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【コラム】2018年2月までは朴槿恵大統領の責任だ(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
朴槿恵(パク・クネ)大統領がイラン訪問から今日帰国する。ルサリまでかぶった朴大統領のイラン訪問は華麗だった。国立国楽院の演奏会、テコンドー公演、韓食・韓服・韓紙展示と体験、韓国単色画と壷の展示、ドラマ上映…。文化行事も多彩だった。イランは「韓流」が熱い国だ。『大長今(テジャングム)』『朱蒙(チュモン)』など韓国史劇の視聴率は80%を超えた。

イランを建てた人物はキュロス大王だ。紀元前6世紀にイラン民族を初めて統合し、当時の文明世界をほとんど征服した。彼は強圧の代わりに寛容を見せた。各種族が自らの文化と宗教を享受できるよう認めた。敵国だったギリシャのクセノフォンは『キュロスの教育』で「比較する相手がいない最も偉大な世界征服者」と賛辞を送った。

ヘブライ語の発音通り「コレス」と翻訳した聖書は彼を「油を注がれた者(メシア)」といった。ユダヤ人のほかでは唯一だ。バビロンに捕虜として連行されて苦しんだユダヤ人を解放し、エルサレムに神殿を建てるのを助けたからだ。コレスの解放がなかったとすれば、ユダヤ人は独自の民族として生き残れなかったし、今日のキリスト教や西欧文明もなかったという。


今日の米国より大きな力だ。そのように人類の文明の運命を握っていたイランの2014年の1人あたりの国民総生産(GDP)は5165ドルにすぎない。世界98位だ。もちろん経済封鎖の影響が大きい。しかし強大国に振り回されてきた歴史を見ると、建国時期の栄光を思い出させる。

栄光の歴史は続かない。永遠のようだが一瞬だ。歴史の試練は外から襲うが、克服する力は中で作られる。外部の力に潰されるより、中から腐敗し、争って自ら崩れる場合がほとんどだ。どんなリーダーシップを置くかが運命を左右する。賢君もいるが暗君もいる。重要なのは暗君の時代が長引かないよう自ら浄化する能力があるかだ。

今回の総選挙は既存の政界に対する審判だ。地域主義に頼って有権者を無視してきた既得権政治、内容は問わず対決ばかりしてきた陣営政治、国の未来より党利党略ばかり考える政治、5年任期しか知らない断絶の政治…。その古い政治を審判した選挙だ。



【コラム】2018年2月までは朴槿恵大統領の責任뺂(2)

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