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<イラン国賓訪問>朴大統領「1988年の義理」に3回言及…「両国の信頼は国民のおかげ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴大統領が3日、イラン国家基本ファッションを継続した。訪問中は緑・白・赤のイランの国家基本色に合わせてジャケットを着替えた。

イランを国賓訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領が2日晩(現地時間)、最高指導者のハメネイ師に会い、「1988年大林ストーリー」を話した。イラン-イラク戦争当時、大林産業が空襲で職員13人が死亡したにもかかわらず最後までガス精油所の工事を終えたというエピソードだ。

また朴大統領は「両国が相互信頼の土台の上で長い呼吸をしながら関係発展を模索しよう」と述べたと、金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官が伝えた。続いて「62年の修交後、いくつか困難があったものの両国が前向きな交流協力関係を発展させることができたのは、両国の絆と信頼を継続するために努力した両国国民の努力のおかげ」と強調した。

朴大統領は会談後にミラードタワーで開かれた「韓・イラン文化共感」公演会場でも約1600人の観客に大林ストーリーを聞かせた。朴大統領は「そのような惨禍があっても企業の役職員がイランを離れず最後まで任務を成しとげた」と強調した。


朴大統領は3日午前に開かれた韓国・イラン・ビジネスフォーラムでも大林ストーリーを語った。2日間で3回だ。青瓦台の関係者は「イラン人の脳裏に深く刻印されているこの話を通じて、両国関係が信頼を基本にしてこそ持続的に発展できるという点を強調するため」と話した。朴大統領はハメネイ師との2日の会談では両国協力関係の増進という共感を形成した。会談は30分間行われた。ハメネイ師は神政一致国家のイランで絶対権力を持つ聖職者であり統治権者だ。

ハメネイ師はこの席で「テロと地域の不安定問題を解決しなければ、未来にはさらに解決が難しくなる」とし「地域の平和と安定のためにも韓国・イラン両国が協力していくことを希望する」と述べた。しかしハメネイ師はロウハニ大統領とは違い、北朝鮮の核問題には全く言及しなかった。中東専門家のイ・ヒス漢陽大教授(文化人類学)は「伝統的友邦の北を意識している」とし「北の核に反対するというメッセージを出したロウハニ大統領と役割分担をしたようだ」と話した。イランは過去に北朝鮮と軍事的協力をするなど緊密な関係を維持した。89年にハメネイ師は平壌(ピョンヤン)を訪問し、金日成(キム・イルソン)主席と首脳会談をした。

北朝鮮はイラン-イラク戦争でもイランを支援した。ハメネイ師は2013年にはイランを訪問した北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長に対し、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記を「前世代の首領の偉業を継承した方」とも述べた。そのハメネイ師が朴大統領に会ったのは北朝鮮との関係の亀裂につながることも考えられる。韓国外大国際地域大学院のソ・ジョンミン教授(中東学)は「北と持続的に交流をしてきたイランの基調に変化が生じたと見ることができる」と述べた。

朴大統領は3日間着用した白のルサリ(イラン式ヒジャブ)に白のジャケットを着た。訪問初日に緑色のジャケット、2日目にピンクのジャケットを着た朴大統領は、最終日に白のジャケットを着て、イランの3色国家基本(緑・白・赤)を象徴する「服装外交」を完成させた。



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