北朝鮮が労働党第7回大会(5月6日)を控えて3回も発射した中距離弾道ミサイル(IRBM)「ムスダン」の失敗の原因と相次いだ発射の背景に関心が集まっている。北朝鮮は先月15日の最初の発射失敗後、28日にも2回発射したが成功しなかった。これについて専門家らは「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が失敗の原因に対する分析なしに無理な指示を与え、ムスダンに執着する姿を見せている」と分析した。
国防部の当局者は29日、「3回連続で発射に失敗したのもそうだが、原因の分析と問題点を補完する時間もなく連続で発射するもの極めて異例」とし「何かに追われている姿」と述べた。合同参謀本部の関係者は「2007年にムスダンを実戦配備したが、実際の発射は今回が初めて」と説明した。武器を開発すれば試験発射を通じて安定性を確認した後に実戦配備するのが常識だが、ムスダンの場合、そのような過程がなかったということだ。結果的に、射程距離が3500キロ前後で日本とグアムの米軍基地攻撃のために開発されたムスダンの完成度が落ちるということが確認されたのだ。実際、北朝鮮が発射したムスダン3発のうち2発は空中爆発、1発は墜落し、失敗率は100%だ。失敗の原因とついて韓国科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)研究委員は「原因の分析は容易でないが、長期の保管で部品がさびた可能性もあり、燃料やエンジンに問題があったのかもしれない」と述べた。
北朝鮮が「ムスダン」カードを出しているのは核物質搭載用として開発したからだ。国民大のチョン・チャンヒョン兼任教授(北朝鮮学)は「北は4回の核実験を通じて核保有を誇示した。今はこれを搭載して運ぶことができる手段があるということを示す狙い」と述べた。核物質と起爆装置、運搬手段のミサイルなどを総合的に見せることで、核兵器で威嚇できるという主張を後押しするということだ。
特に軍当局は北朝鮮が異例に急いでいる姿に注目している。国防部の当局者は「通常、ミサイル発射に失敗すれば、これを分析するのに少なくとも1、2カ月ほどかかる」とし「これを補完して再び発射するには少なくとも4カ月前後の時間が必要だ」と述べた。
北朝鮮が急ぐ理由について、来月6日の第7回党大会と関連づける分析が多い。全賢俊(チョン・ヒョンジュン)北東アジア平和協力研究院長は「金日成(キム・イルソン)時代に核開発を始め、金正日(キム・ジョンイル)が発展させ、金正恩が完ぺきな保有に成功したという主張を来月6日の第7回党大会でする考えのようだ」と述べた。
ムスダン発射の責任者、キム・ナクギョム戦略軍司令官の身上に異常が発生するかもしれないという見方も出ている。幹部が失策をすれば階級を奪ったり、左遷、銃殺までする金正恩のスタイルを見ると、野心を持って進めてきた事業に支障が生じただけに、そのまま済ませるのは考えにくいという理由からだ。
ミサイル発射に相次いで失敗したため、代わりに追加の核実験をするのではという懸念も出ている。慶南大極東問題研究所のキム・ドンヨプ教授は「ムスダンの発射失敗でどんな挑発を取り出してくるか予測しにくい状況」と述べた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭然国(チョン・ヨングク)報道官は、朴槿恵(パク・クネ)大統領のイラン訪問期間(5月1-3日)に北朝鮮が5回目の核実験を実施する可能性に関し、「必要ならいつでも黄教安(ファン・ギョアン)首相が国家安全保障会議(NSC)を主宰することになる」と述べた。
国防部の当局者は29日、「3回連続で発射に失敗したのもそうだが、原因の分析と問題点を補完する時間もなく連続で発射するもの極めて異例」とし「何かに追われている姿」と述べた。合同参謀本部の関係者は「2007年にムスダンを実戦配備したが、実際の発射は今回が初めて」と説明した。武器を開発すれば試験発射を通じて安定性を確認した後に実戦配備するのが常識だが、ムスダンの場合、そのような過程がなかったということだ。結果的に、射程距離が3500キロ前後で日本とグアムの米軍基地攻撃のために開発されたムスダンの完成度が落ちるということが確認されたのだ。実際、北朝鮮が発射したムスダン3発のうち2発は空中爆発、1発は墜落し、失敗率は100%だ。失敗の原因とついて韓国科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)研究委員は「原因の分析は容易でないが、長期の保管で部品がさびた可能性もあり、燃料やエンジンに問題があったのかもしれない」と述べた。
北朝鮮が「ムスダン」カードを出しているのは核物質搭載用として開発したからだ。国民大のチョン・チャンヒョン兼任教授(北朝鮮学)は「北は4回の核実験を通じて核保有を誇示した。今はこれを搭載して運ぶことができる手段があるということを示す狙い」と述べた。核物質と起爆装置、運搬手段のミサイルなどを総合的に見せることで、核兵器で威嚇できるという主張を後押しするということだ。
特に軍当局は北朝鮮が異例に急いでいる姿に注目している。国防部の当局者は「通常、ミサイル発射に失敗すれば、これを分析するのに少なくとも1、2カ月ほどかかる」とし「これを補完して再び発射するには少なくとも4カ月前後の時間が必要だ」と述べた。
北朝鮮が急ぐ理由について、来月6日の第7回党大会と関連づける分析が多い。全賢俊(チョン・ヒョンジュン)北東アジア平和協力研究院長は「金日成(キム・イルソン)時代に核開発を始め、金正日(キム・ジョンイル)が発展させ、金正恩が完ぺきな保有に成功したという主張を来月6日の第7回党大会でする考えのようだ」と述べた。
ムスダン発射の責任者、キム・ナクギョム戦略軍司令官の身上に異常が発生するかもしれないという見方も出ている。幹部が失策をすれば階級を奪ったり、左遷、銃殺までする金正恩のスタイルを見ると、野心を持って進めてきた事業に支障が生じただけに、そのまま済ませるのは考えにくいという理由からだ。
ミサイル発射に相次いで失敗したため、代わりに追加の核実験をするのではという懸念も出ている。慶南大極東問題研究所のキム・ドンヨプ教授は「ムスダンの発射失敗でどんな挑発を取り出してくるか予測しにくい状況」と述べた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)の鄭然国(チョン・ヨングク)報道官は、朴槿恵(パク・クネ)大統領のイラン訪問期間(5月1-3日)に北朝鮮が5回目の核実験を実施する可能性に関し、「必要ならいつでも黄教安(ファン・ギョアン)首相が国家安全保障会議(NSC)を主宰することになる」と述べた。
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