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効果弱いミニ浮揚策…韓国の1~3月期成長率0.4%

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
1~3月期の成長率が中東呼吸器症候群(MERS)が拡散した昨年4~6月期と同じ水準に落ち込んだ。韓国銀行が26日に明らかにしたところによると、1~3月期の国内総生産(GDP)成長率は前四半期比0.4%を記録した。

1月に就任した柳一鎬(ユ・イルホ)副首相兼企画財政部長官は今年の財政の33%に当たる92兆ウォンを1~3月期に前倒しで使い、個別消費税を引き下げるなどミニ浮揚策を出した。それでも昨年10~12月期の0.7%に続き2四半期連続で0%台の成長を免れられなかった。

このために韓国政府が目標にした今年3%台の成長は厳しくなったという評価が出ている。現代経済研究院が推計した結果、4~6月期から10~12月期にそれぞれ前四半期比0.9%の成長率を記録すれば今年の年間成長率が3%に近づくことが明らかになった。だが2014年以降四半期成長率が0.9%を超えたのは2014年1~3月期と2015年7~9月期の2回にすぎない。


現代経済研究院のイ・ジュンヒョプ研究委員は「4~6月期から10~12月期にそれぞれ0.7%程度成長すれば今年全体の成長率は2.5%になるが、現在の状況ならこれすらも容易ではない」と話した。3%台の成長だけでなく、韓国銀行の見通し2.8%の達成も容易ではないという話だ。これに対して韓国銀行のチョン・スンチョル経済統計局長は「政府の消費活性化対策が施行された昨年10~12月期の状況が良かったため今年1~3月期の成長率が振るわない側面もある。4~6月期には新車と携帯電話新製品の発売で景気が改善されている」と説明した。

1~3月期には輸出・投資・消費が一斉にマイナスを記録した。1~3月期の輸出は前四半期比1.7%減り、民間消費も0.3%減少した。民間消費はMERSが発生した昨年4~6月期のマイナス0.1%以来3四半期ぶりに減少し、減少幅はさらに広がった。設備投資減少幅はさらに大きい。1~3月期の設備投資は前四半期より5.9%減った。設備投資が減ったのは2014年1~3月期のマイナス1.1%以来2年ぶりとなる。減少幅は8.5%の減少となった2012年4~6月期以降3年9カ月ぶりの最大水準だ。

韓国開発研究院(KDI)マクロ・金融経済研究部のキム・ソンテ部長は「世界の貿易量増加が鈍化し輸出が振るわない上に造船業のような限界業種の競争力が落ち設備投資が減った」と話した。今年も投資不振は続く見通しだ。韓国銀行は19日に修正経済見通しを通じ今年の設備投資増加率をこれまでの3.8%から0.9%に下げた。投資減少は今後の韓国経済の競争力を落とすほかない。LG経済研究院のイ・グンテ研究委員は「内外の経済見通しが不確実で今後投資が増えにくいだろう。設備投資減少は長期的な生産能力の低下につながりかねない」と指摘した。

低成長の長期化が懸念される中で最近本格化した企業構造調整は短期的に景気不振を深化させる可能性が大きい。これに対し韓国政府と韓国銀行が積極的な財政・通貨政策を通じて景気を支えるほかはないという診断が出てくる。祥明(サンミョン)大学金融経済学科のペク・ウンギ教授も「構造調整を通じて韓国経済全体を取りまとめ再跳躍するためには短期間の内需萎縮は避けられない。こうした時に政府が積極的な財政政策を使わなければならず、韓国銀行も金利引き下げや発券力動員のような手段を検討しなければならない」と話した。



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