韓国で海運・造船業など５大業種を中心に構造改革が加速する中、現代車グループは一部から買収・合併の主体として取り上げられると「自社とは関係がない」と一線を画した。経営難に直面している現代重工業と現代商船を買収する考えはないということを明確にしたのだ。

２６日の韓国メディアによると、現代車グループ関係者は「我々は自動車垂直系列化を通じた競争力の確保に集中する考え」とし「造船や海運とは関係がないうえ関心もない」と述べた。続いて「過去にも現代車グループが多くの企業の買収合併候補に挙がったが、実際に自動車と関連がない企業を買収したケースはほとんどない」とし「我々は自動車産業をうまく導いていくことに会社全体レベルで力を注いでいる」と伝えた。

現代車グループは現代自動車と起亜自動車が核心の系列会社で、現代家の長男の鄭夢九（チョン・モング）会長が率いる。最近構造改革の対象になった現代商船には故鄭夢憲（チョン・モンホン）会長の夫人・玄貞恩（ヒョン・ジョンウン）会長が、現代重工業には筆頭株主の鄭夢準（チョン・モンジュン）元議員が中心にいる。