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韓国、地震は増えたのに…耐震対応不足

ⓒ 中央日報日本語版
日本の熊本県で発生した強震により人命や財産被害が出ている中で、韓国では地震が増えても対策が不十分であることが分かった。

17日、韓国国民安全処などによれば1980年代に年平均16回だった地震(マグニチュード3.0 以上)の発生回数は1990年代に26回、2000年代は44回、2010年代に入って56回に増えた。

しかし公共施設物の耐震補強は不十分だ。去年の年末基準で耐震補強を終えた公共施設物は42.4%(4万4732カ所)にとどまっている。空港56.3%、道路56.1%、鉄道40.1%、漁港施設25.2%、学校22.8%と分かった。


民間の建築物はさらに状況が深刻だ。全国的に耐震設計された建物は34.6%にとどまり、大都市であるほどその割合はもっと下がる。特に日本と近い釜山(プサン)の建築物の耐震設計割合は26.3%で全国最下位を記録している。

国民安全処のキム・ヒギョム災難管理室長は「韓国も地震の安全地帯ではないだけに、汎政府的な地震対策をより体系的につくって持続的な事前の備え・対応態勢をしっかりと構築していく」と明らかにした。





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