「非常に遅い成長が非常に長く」。国際通貨基金(IMF)が12日(現地時間)に発表した報告書「世界経済修正展望」のタイトルだ。世界経済の遅い回復を含蓄した表現だが、韓国経済状況に完全に一致する。
この日、IMFは今年の韓国経済成長率を2.7%と予想した。昨年10月の3.2%、今年1月の2.9%(当時IMF数値非公開)からまた2.7%へと、過去6カ月間に予測値を0.5%下方修正した。IMFは通常、韓国銀行(韓銀)が成長率予測値を引き下げればこれを反映して下方修正する。しかし今回は韓銀が予測値を修正する前に先手を打った。それだけ韓国経済の見通しが暗いということだ。
権泰信(クォン・テシン)韓国経済研究院長は「国内産業生産が増えたが、昨年の基底効果(比較対象の統計が過度に低調で現在が相対的によく見える統計錯視)があまりにも大きく、在庫も増えた」とし「輸出と消費をはじめとする経済全般が回復したとは見にくい状況」と診断した。
国内要因ばかりではない。IMFのチーフエコノミスト、モーリス・オブストフェルド氏はこの日の記者会見で、今年の世界経済の流れについて「持続する低成長に対する懸念が潜在的な生産・需要・投資を委縮させる結果をもたらしている」と説明した。IMFは中国(6.3→6.5%)を除いた主要国の今年の成長予測値を相次いで下方修正した。今年1月の予測値と比較して世界平均成長率は3.4%から3.2%に引き下げた。
韓銀が今年の経済成長率予測値を2%台に引き下げる可能性はさらに高まった。韓銀は19日の金融通貨委員会で修正経済予測値を発表する。1月に韓銀が予想した今年の成長率は3.0%。輸出も減少傾向が続くなど今年に入っても経済指標が良くないため、今月は予測値を低めるという観測が提起されてきた。
実際、国際金融センターによると、ゴールドマンサックスや野村など10カ所の海外投資銀行(IB)が先月末に出した韓国の成長率予測値平均は2.5%だった。李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁も先月30日の就任2周年記者懇談会で、「1、2月に続いた輸出不振と内需回復傾向の鈍化で1-3月期の成長が予想より悪化したとみられる」とし「経済成長率は年初に予想した3%をやや下回る可能性がある」と成長率下方修正を公式的に示唆した。
IMFはこの日、米国の今年の経済成長予測値も2.6%から2.4%に引き下げた。米国の成長率が振るわないという予想はすでに出ていた。昨年10-12月期に1.4%(前期比、年率基準)だった経済成長率が今年1-3月期には1%を下回るという見方が多い。米国が利上げを断行しにくい環境だ。26、27日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げは難しいとみられる。
ブルームバーグによると、先物市場では今月のFOMCでの利上げの可能性を「ゼロ」と予想している。米連邦準備制度理事会(FRB)は昨年12月、2006年以降初めて金利を0.25%引き上げ、ゼロ金利から抜け出した。当時FRBは「2016年には金利を4回引き上げる可能性がある」と予想した。この予測値が半分に減った。
ドイツ銀行は「FRBは政治イベントが足かせとなり、今年は利上げに踏み切れない可能性もある」という予想も付け加えた。同銀行のラボルニャ米国担当チーフエコノミストは「米大統領選挙など選挙日程とFOMC日程が重なるため」と背景を説明した。「大統領選挙を目前にして米国経済の成長がその間の傾向を越え、世界金融市場が安定したという強力な証拠が出てこない限り、利上げには踏み切れないだろう」という見方を示した。
この日、IMFは今年の韓国経済成長率を2.7%と予想した。昨年10月の3.2%、今年1月の2.9%(当時IMF数値非公開)からまた2.7%へと、過去6カ月間に予測値を0.5%下方修正した。IMFは通常、韓国銀行(韓銀)が成長率予測値を引き下げればこれを反映して下方修正する。しかし今回は韓銀が予測値を修正する前に先手を打った。それだけ韓国経済の見通しが暗いということだ。
権泰信(クォン・テシン)韓国経済研究院長は「国内産業生産が増えたが、昨年の基底効果(比較対象の統計が過度に低調で現在が相対的によく見える統計錯視)があまりにも大きく、在庫も増えた」とし「輸出と消費をはじめとする経済全般が回復したとは見にくい状況」と診断した。
国内要因ばかりではない。IMFのチーフエコノミスト、モーリス・オブストフェルド氏はこの日の記者会見で、今年の世界経済の流れについて「持続する低成長に対する懸念が潜在的な生産・需要・投資を委縮させる結果をもたらしている」と説明した。IMFは中国(6.3→6.5%)を除いた主要国の今年の成長予測値を相次いで下方修正した。今年1月の予測値と比較して世界平均成長率は3.4%から3.2%に引き下げた。
韓銀が今年の経済成長率予測値を2%台に引き下げる可能性はさらに高まった。韓銀は19日の金融通貨委員会で修正経済予測値を発表する。1月に韓銀が予想した今年の成長率は3.0%。輸出も減少傾向が続くなど今年に入っても経済指標が良くないため、今月は予測値を低めるという観測が提起されてきた。
実際、国際金融センターによると、ゴールドマンサックスや野村など10カ所の海外投資銀行(IB)が先月末に出した韓国の成長率予測値平均は2.5%だった。李柱烈(イ・ジュヨル)韓銀総裁も先月30日の就任2周年記者懇談会で、「1、2月に続いた輸出不振と内需回復傾向の鈍化で1-3月期の成長が予想より悪化したとみられる」とし「経済成長率は年初に予想した3%をやや下回る可能性がある」と成長率下方修正を公式的に示唆した。
IMFはこの日、米国の今年の経済成長予測値も2.6%から2.4%に引き下げた。米国の成長率が振るわないという予想はすでに出ていた。昨年10-12月期に1.4%(前期比、年率基準)だった経済成長率が今年1-3月期には1%を下回るという見方が多い。米国が利上げを断行しにくい環境だ。26、27日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げは難しいとみられる。
ブルームバーグによると、先物市場では今月のFOMCでの利上げの可能性を「ゼロ」と予想している。米連邦準備制度理事会(FRB)は昨年12月、2006年以降初めて金利を0.25%引き上げ、ゼロ金利から抜け出した。当時FRBは「2016年には金利を4回引き上げる可能性がある」と予想した。この予測値が半分に減った。
ドイツ銀行は「FRBは政治イベントが足かせとなり、今年は利上げに踏み切れない可能性もある」という予想も付け加えた。同銀行のラボルニャ米国担当チーフエコノミストは「米大統領選挙など選挙日程とFOMC日程が重なるため」と背景を説明した。「大統領選挙を目前にして米国経済の成長がその間の傾向を越え、世界金融市場が安定したという強力な証拠が出てこない限り、利上げには踏み切れないだろう」という見方を示した。
この記事を読んで…