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ケリー国務長官、広島慰霊碑に献花…米国「原爆への謝罪ではない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ケリー米国務長官が11日、米国の閣僚では初めて広島平和記念公園を訪問した。米国は1945年8月6日に広島に原子爆弾を投下し、太平洋戦争を事実上終結させた。広島主要7カ国(G7)外相会合に出席中のケリー長官はこの日、参加国の外相とともに被爆の象徴である平和記念公園内の原爆資料館を参観し、慰霊碑の前で献花、黙祷した。続いて被爆により建物の骨組みと外壁の一部だけが残った原爆ドーム(旧広島県物産陳列館)も訪れた。原爆ドーム訪問は当初の日程に含まれいなかったが、ケリー長官の提案で実現した。この建物は1996年に世界遺産に登録され、核兵器の被害の惨状を見せる象徴物となった。

ケリー長官は岸田文雄外相との会談で「(今回の訪問は)平和の重要性と世界をより安全にする強い同盟の重要性を強調し、最終的には世界から大量破壊兵器をなくすことを希望する瞬間」と述べた。続いて「我々はまた過去を議論し、亡くなられた人たちを追悼するが、今回の訪問は過去に対するものではない」とし「これは現在と未来に関するものだ」と強調した。ケリー長官はツイッターで「(資料館は)核兵器の脅威を終わらせる義務だけでなく、戦争を避けるために全力を注がなければいけないという点を我々に喚起させる」という芳名録の内容も公開した。

これはケリー長官の広島訪問が米国の原爆投下に対する謝罪のためでなく、核兵器の脅威が今なお残る現在の状況とオバマ大統領が掲げた「核なき世界」という未来のビジョンのためだという点を強調するものとみられる。実際、米政府当局者もこの点を明確にした。ロイター通信などによると、ケリー長官に随行中の米官僚は取材陣に対し、「ケリー長官が謝罪をしに広島に来たのかと問うのなら、私の答えはノーだ」と明らかにした。続いて「多くの人々が犠牲になった悲劇的な事件についてすべての米国人と日本人が悲しむとケリー長官が考えているのかを問うなら、その答えはイエスだ」と話した。ケリー長官の今回の訪問を拡大解釈してはいけないという趣旨と解釈される。

ケリー国務長官、広島慰霊碑に献花…米国「原爆への謝罪ではない」(2)

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