韓国を訪れる中国の地方政府指導者の韓国訪問が相次いでいる。10日外交部の招きで訪韓する王憲魁・黒龍江省書記をはじめ、6月初めまでに6~7人の中国各地方党書記や省長の訪韓が予定されている。「ポスト習近平」として挙がっている次世代候補も含まれている。
在中韓国大使館の関係者は「中国幹部は海外出張が年1回程度と厳格に制限されている」として「2カ月余りの間に31省・直轄市のうち6~7カ所の指導者たちが訪韓するのはきわめて異例なことで韓中関係の裾野が地方単位に拡大したことを反映するもの」と話した。昨年の場合、黒龍江・山東・海南省長ら3人が韓国に来た。
現在までに訪韓日程が確定した指導者は王書記(10~13日)と陳敏爾・貴州省書記(19~23日)、石泰峰・江蘇省長(5月11~15日)らだ。このほかに李小鵬・山西省長、陳潤爾・河南省長、鹿心社・江西省長、陳豪・雲南省長らが5月末~6月初めに日程を調整中だ。
一連の訪韓要人の中で最も目を引くのは、陳貴州省書記だ。習近平国家主席の最側近の1人で、来年の第19回党大会で重責を担うだろうという観測が有力に出回っているためだ。彼は今年56歳なので習主席の任期が終わる2022年に胡春華・広東省書記、孫政才・重慶市書記とともに次期選挙候補に挙がっている。彼は習主席が浙江省書記時代に宣伝部長として在職し、新聞の連載コラムや演説文の草稿を執筆して厚い信任を得た。
在中大使館の関係者は「陳書記は韓中首脳会談の合意事項である人文交流事業の一環として忠南道(チュンナムド)の招きを受けて来るが、彼の政治的地位のためなのか政官要人らと経済界の面談要請が多い」と話した。22日に予定されている安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事との面談は、韓中の「潜竜」の出会いとして話題になっている。
陳書記は訪韓期間中に、韓国と貴州の協力を集中的に議論する予定だ。西南部の山岳地帯である貴州省は中国で最も開発が遅れている地域の1つだが、国土の70%が山地でありながらも経済発展に成功した韓国とスイスをモデルとしている。来月にはビッグデータ国際博覧会を開催する予定なので、韓国との情報技術(IT)協力にも関心が高い。
10日に到着する王憲魁書記は、黒龍江の企業家らと共に投資説明会を開催する予定だ。停滞に陥った東北地域の経済再生のためのセールス訪問だ。ソウルと釜山(プサン)訪問も予定されている。このほかに訪韓日程を調整中の李小鵬山西省長は、李鵬元首相の息子で姉妹提携を結んでいる全羅南道(チョンラナムド)と協力案を議論する。中国人民対外友好協会によれば李省長をはじめ3、4人の地方トップが6月初めに韓国で開かれる第1回韓中知事・省長会議にも参加する予定だ。
在中韓国大使館の関係者は「中国幹部は海外出張が年1回程度と厳格に制限されている」として「2カ月余りの間に31省・直轄市のうち6~7カ所の指導者たちが訪韓するのはきわめて異例なことで韓中関係の裾野が地方単位に拡大したことを反映するもの」と話した。昨年の場合、黒龍江・山東・海南省長ら3人が韓国に来た。
現在までに訪韓日程が確定した指導者は王書記(10~13日)と陳敏爾・貴州省書記(19~23日)、石泰峰・江蘇省長(5月11~15日)らだ。このほかに李小鵬・山西省長、陳潤爾・河南省長、鹿心社・江西省長、陳豪・雲南省長らが5月末~6月初めに日程を調整中だ。
一連の訪韓要人の中で最も目を引くのは、陳貴州省書記だ。習近平国家主席の最側近の1人で、来年の第19回党大会で重責を担うだろうという観測が有力に出回っているためだ。彼は今年56歳なので習主席の任期が終わる2022年に胡春華・広東省書記、孫政才・重慶市書記とともに次期選挙候補に挙がっている。彼は習主席が浙江省書記時代に宣伝部長として在職し、新聞の連載コラムや演説文の草稿を執筆して厚い信任を得た。
在中大使館の関係者は「陳書記は韓中首脳会談の合意事項である人文交流事業の一環として忠南道(チュンナムド)の招きを受けて来るが、彼の政治的地位のためなのか政官要人らと経済界の面談要請が多い」と話した。22日に予定されている安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事との面談は、韓中の「潜竜」の出会いとして話題になっている。
陳書記は訪韓期間中に、韓国と貴州の協力を集中的に議論する予定だ。西南部の山岳地帯である貴州省は中国で最も開発が遅れている地域の1つだが、国土の70%が山地でありながらも経済発展に成功した韓国とスイスをモデルとしている。来月にはビッグデータ国際博覧会を開催する予定なので、韓国との情報技術(IT)協力にも関心が高い。
10日に到着する王憲魁書記は、黒龍江の企業家らと共に投資説明会を開催する予定だ。停滞に陥った東北地域の経済再生のためのセールス訪問だ。ソウルと釜山(プサン)訪問も予定されている。このほかに訪韓日程を調整中の李小鵬山西省長は、李鵬元首相の息子で姉妹提携を結んでいる全羅南道(チョンラナムド)と協力案を議論する。中国人民対外友好協会によれば李省長をはじめ3、4人の地方トップが6月初めに韓国で開かれる第1回韓中知事・省長会議にも参加する予定だ。
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