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韓経:「ウォン高」行進…先月だけで8%も急騰

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

4日ソウル外国為替市場でウォン・ドル為替レートが前取引日より8.10ウォンのウォン高となる1ドル=1146.10ウォンで締め切られた。

ドル安に転じながら主要新興国の通貨が一斉に値上がり傾向を見せている。その中でもウォン高の勢いが強い。

4日韓国銀行などによれば3月の1カ月間のウォン・ドル為替レートは8.15%のウォン高となった。この日もソウル外国為替市場でウォン・ドル為替レートは1ドル=1146.10ウォンで前取引日よりも8.10ウォン値上がりした。

先月、米ドル貨幣対比ウォンの値上がり幅は主要アジア新興国通貨の中で最も大きかった。同じ期間、ウォンの次はマレーシア・リンギットが7.97%上昇し、後に続いてシンガポール・ドルが4.32%上昇した。台湾ドル(3.44%)、フィリピン・ペソ(3.16%)、インド・ルピー(2.94%)なども騰勢を見せた。


ウォンが唯一、強い勢いを見せたことついて専門家たちは昨年末にドルが米国の基準金利引き上げで強気を見せた時にウォンがほかの新興国通貨に比べ劣勢が目立っていたことに伴う「戻し」現象とみている。外国人投資家の国内債券の投資需要が増えたのも、ウォン高傾向の相対的な背景という分析も出てくる。

ウォンの急な騰勢は輸出企業にとっては負担要因だ。年初のドル高を展望し、これに合わせて事業計画を立てた企業は予想と違う為替レートの動きに神経を尖らせている。

為替レートのウォン高傾向がさらに続くのかについては意見が交錯している。現代(ヒョンデ)先物のイ・デホ研究員は「米国の景気がいまだ堅調で年内1、2回の金利引き上げに出る可能性がある」として「ウォン・ドル為替レートは再びウォン安ドル高になるだろう」と説明した。一方で上半期の米金利引き上げの可能性が低く、当分はウォン高ドル安傾向が続くだろうという見解もある。



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