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北の仕業とみられるGPS電波混乱…携帯電話・ナビに影響ないもよう=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
南北間の軍事的緊張が高まる中で北朝鮮によるものと推定される衛星位置確認システム(GPS)の混信が発生した。

韓国未来創造科学部は31日午後7時40分を基準として首都圏と江原(カンウォン)地域にGPS電波混信「注意」レベルを発令したことを明らかにした。GPS混信とは衛星から受信する電波信号が異なる信号によって正常に作動しない現象だ。GPS電波混信が発生すれば移動通信社基地局が影響を受ける可能性があり、飛行機や船舶などのGPS信号の受信に問題が生じる可能性がある。

注意発令は同日午後7時36分にGPS監視システムに混信信号が感知されたことに伴うものだ。未来部は江華島(カンファド)と大成山(テソンサン)に位置するGPS監視システムで80~100デシベルの強さで混信信号が探知されたと明らかにした。


GPS電波混信は2010年以降3回以上発生しており、全て北朝鮮によるものと推定されてきた。今回のGPS電波混信注意報はソウル・仁川(インチョン)・京畿(キョンギ)・江原道地域に出された。未来部は混信源が北朝鮮の延安郡(ヨナングン)と金剛山(クムガンサン)パロ峰と確認した。注意レベルはGPS電波混信危機対応警報レベル上「関心」の次に高い段階だ。今後、追加被害が発生すれば「深刻」に格上げされる。

未来部関係者は「現時点では移動通信社や海洋水産部などへの被害はなく、航空機2機で混信が発生したが運航には支障はなかった」と明らかにした。また、「移動電話基地局については混信が生じた場合これを回避する方法が設けられており、飛行機や船舶も自主的に運航できるシステムが備わっている」と話した。一般人の携帯電話や車両に使うナビゲーションなどに影響を与える可能性は小さいという。



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