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韓経:【コラム】企業家精神が失踪した国=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
与野党を問わず「どん詰まり公認」の余波で4・13総選挙の政策対決は水の泡になって久しい。政治に対する関心の代わりにグーグルの人工知能アルファ碁の余震だけが残った状況だ。人が集まるごとに人工知能技術がもたらす「職業の生き残りリスト」が話題に上る。経済学者が大部分だった集まりでは、どんな職業がなくなるのかをめぐって言い争いが広がった。

経済学者もその対象だが、教授はいまだに感性の領域があるので消える対象から少しは距離があるのだという。以前なら経済懸案について火花が散るような論争が広がる場だったが、とんでもない問題に熱を上げていたようで、帰ってくる車の中でむなしい笑いが出てきた。

昨今の韓国経済状況は到達できる極点にあるという表現が合うほど難しい。2008年のグローバル経済危機後に低物価・低金利・低成長に代表される「ニューノーマル」や「4次産業革命」という新しい経済秩序が吹きつけているが、韓国の経済成長率はここ最近、5年連続で主要20カ国(G20)の平均成長率を下回っている。韓国経済が、先に長期低成長の沼に落ちた日本の前てつを踏んでいるという警告が数えきれないほど出てきたが、経済体質の改善ははるかに遠く見える。


昨年の韓国の1人あたりの国民所得は2万7340ドルで、前年よりも2.6%減った。2万823ドルだった2006年以降10年連続で2万ドル台にとどまっていることを深刻に受け止めなければならない。韓国経済の成長エンジンだった輸出の減少傾向が歴代最長である15カ月目なのに昨年、韓国が輸出6位の国に浮上したのは逆説的に韓国経済の限界を語っている。輸出が急激に停滞した要因として中国の景気の鈍化と原油価格の下落を指定するが、昨年の輸出の4分の1を占める中国への輸出は5.6%の減少に終わった。全体輸出が8%も減ったことを考慮すれば、昨年の対中輸出が全体輸出の減少傾向を小さくしたという話だ。



韓経:【コラム】企業家精神が失踪した国=韓国(2)

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