「今年下半期から販売されるDクロスオーバー(QM5の後続モデル)の海外向け製品の生産をルノーサムスン自動車の釜山(プサン)工場が引き受けることにした」。
ルノーサムスンが再跳躍に向けた新たな踏み台を用意した。親会社であるルノー日産アライアンスが来月公開する予定の新車の生産拠点として釜山工場が選ばれたのだ。これは韓国とフランスの修交130周年を記念して24日に開かれた「韓仏リーダーズフォーラム」に参加するため訪韓したルノースポーツのジェローム・ストール最高経営責任者(CEO)が中央日報記者と単独インタビュー中に明らかにした内容だ。
ストールCEOは「Dクロスオーバーの中国を除いた他地域への供給はすべて釜山工場が担当するだろう。釜山で生産した車は60カ国余りに輸出される」と話した。ストールCEOは最近までグループ成果管理最高責任者(CPO)を務め内部事情に精通している。
計画通りならばルノーサムスンは日産の準中型スポーツ多目的車(SUV)の「ローグ」に続き大量の仕事を追加で確保することになる。ルノーサムスンは2014年からローグを委託生産してきた。昨年のローグ輸出台数は11万7560台で、ルノーサムスンの輸出量14万9065台のうち79%を占めた。
ストールCEOは「新車は開発初期からルノーサムスンの研究陣が参加して基礎を作った。ルノーサムスンはすでに単純生産拠点を超え研究開発の役割まで担うルノー日産の核心基地」と強調した。
彼はルノーサムスンだけでなく多様な韓国企業との協業を強調した。ストールCEOは「電気自動車やコネクテッドカーなどを作る時に現実的に韓国企業の部品を使わないわけにはいかないのが現実。サムスンやLGのような大企業だけでなく、韓国のスタートアップとも着実に協力関係を広げていくだろう」と話した。
ルノー日産アライアンスの今年の計画も詳細に明らかにした。ルノー日産の最大の目標はグローバルトップ3メーカーに上がることだ。現在ルノー日産はグローバル4位(昨年849万台販売)だ。
このため主力である欧州市場に「タリスマン」(SM6)などの中・大型車を積極的に投じ、相対的に進出が遅れた中国市場にも本格的に参入する計画だ。最近稼動を始めた年産30万台規模の中国河北省武漢工場がルノー日産中国進出の尖兵だ。
ストールCEOは「ルノーは昨年中国で1万5949台を販売し全市場の0.1%を占めるのにとどまった。逆説的だがまだ本格進出前という点で中国は可能性が大きい市場だ」と話した。
ルノー日産はインド市場攻略にも力を入れている。昨年下半期から人気を集めている超小型SUVの「クウィッド」がその先鋒にある。格安自動車としても有名なクウィッドの開発にはルノーサムスンも参加した。
ストールCEOは「過去に本社の人たちはルノーサムスンの研究開発能力に懐疑的だったが、いまは本社と対等なパートナーとみている。昨年ルノーサムスンがQM3にT2C (タブレット・トゥ・カー、脱着可能なタブレットを車に装着)オプションを適用して発売したのも純粋に韓国人エンジニアの考えに従ったもの」と紹介した。
一方、ストールCEOは厳しい忠告も忘れなかった。彼は「ファイティングスピリットこそ韓国人とルノーサムスンの最大の武器だがこうした闘志を忘れる時が多いようだ。本社も奮発するが、ルノーサムスンも今年韓国国内市場で3位を奪還するだろうと信じている」と話した。
ルノーサムスンが再跳躍に向けた新たな踏み台を用意した。親会社であるルノー日産アライアンスが来月公開する予定の新車の生産拠点として釜山工場が選ばれたのだ。これは韓国とフランスの修交130周年を記念して24日に開かれた「韓仏リーダーズフォーラム」に参加するため訪韓したルノースポーツのジェローム・ストール最高経営責任者(CEO)が中央日報記者と単独インタビュー中に明らかにした内容だ。
ストールCEOは「Dクロスオーバーの中国を除いた他地域への供給はすべて釜山工場が担当するだろう。釜山で生産した車は60カ国余りに輸出される」と話した。ストールCEOは最近までグループ成果管理最高責任者(CPO)を務め内部事情に精通している。
計画通りならばルノーサムスンは日産の準中型スポーツ多目的車(SUV)の「ローグ」に続き大量の仕事を追加で確保することになる。ルノーサムスンは2014年からローグを委託生産してきた。昨年のローグ輸出台数は11万7560台で、ルノーサムスンの輸出量14万9065台のうち79%を占めた。
ストールCEOは「新車は開発初期からルノーサムスンの研究陣が参加して基礎を作った。ルノーサムスンはすでに単純生産拠点を超え研究開発の役割まで担うルノー日産の核心基地」と強調した。
彼はルノーサムスンだけでなく多様な韓国企業との協業を強調した。ストールCEOは「電気自動車やコネクテッドカーなどを作る時に現実的に韓国企業の部品を使わないわけにはいかないのが現実。サムスンやLGのような大企業だけでなく、韓国のスタートアップとも着実に協力関係を広げていくだろう」と話した。
ルノー日産アライアンスの今年の計画も詳細に明らかにした。ルノー日産の最大の目標はグローバルトップ3メーカーに上がることだ。現在ルノー日産はグローバル4位(昨年849万台販売)だ。
このため主力である欧州市場に「タリスマン」(SM6)などの中・大型車を積極的に投じ、相対的に進出が遅れた中国市場にも本格的に参入する計画だ。最近稼動を始めた年産30万台規模の中国河北省武漢工場がルノー日産中国進出の尖兵だ。
ストールCEOは「ルノーは昨年中国で1万5949台を販売し全市場の0.1%を占めるのにとどまった。逆説的だがまだ本格進出前という点で中国は可能性が大きい市場だ」と話した。
ルノー日産はインド市場攻略にも力を入れている。昨年下半期から人気を集めている超小型SUVの「クウィッド」がその先鋒にある。格安自動車としても有名なクウィッドの開発にはルノーサムスンも参加した。
ストールCEOは「過去に本社の人たちはルノーサムスンの研究開発能力に懐疑的だったが、いまは本社と対等なパートナーとみている。昨年ルノーサムスンがQM3にT2C (タブレット・トゥ・カー、脱着可能なタブレットを車に装着)オプションを適用して発売したのも純粋に韓国人エンジニアの考えに従ったもの」と紹介した。
一方、ストールCEOは厳しい忠告も忘れなかった。彼は「ファイティングスピリットこそ韓国人とルノーサムスンの最大の武器だがこうした闘志を忘れる時が多いようだ。本社も奮発するが、ルノーサムスンも今年韓国国内市場で3位を奪還するだろうと信じている」と話した。
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