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「芸術・科学に情熱注いだ世宗大王、宇宙船乗せる夢叶えた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

24日午後、ソウル光化門広場の世宗大王像でカステルバジャック氏のインスタレーション「King of Signs(副題:世宗大王に敬意を表して)」がお披露目された。この作品は銅像の周辺をネオンで包み、世宗大王像が光に包まれて浮き上がって見えるようにしてある。

1997年世界カトリック青少年大会で故法王ヨハネ・パウロ2世と司祭団5500人に色とりどりの十字架と虹紋の表礼服を着せた男。2009年歌手レディー・ガガがドイツのトークショーに来て出演したことで話題になったカエル人形をびっしりとぶら下げたコートをデザインした男。48年間、問題作を世に問い続けているフランスのファッションデザイナー兼ポップアーティストのジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャック氏(67)が韓仏修交130周年を迎えて今度は「世宗大王(セジョンデワン)空中浮揚」に出た。カステルバジャック氏はファッショングループ「hyungji」がアジア(日本除外)の商標権を持っているゴルフ衣類「Castelbajack」の広告にも直接出演した。

ソウル光化門(クァンファムン)広場の世宗大王像の周辺をネオンで包み、「光に包まれて空中に浮き上がっている」ような演出を施した彼のインスタレーション(設置美術作品)は24日から来月14日まで公開される。

23日、ソウル新羅ホテルで会ったカステルバジャック氏は「世宗大王を宇宙船に乗せようという夢のような考えを行事組織委員会が受け入れてくれて私も驚いた」とした。


カステルバジャック氏は「私はいつも夢、ユートピアを追求する。法王に『ノアの方舟』の大洪水後の虹を主題にした服を提案した時もそうだった」とし「最先端情報技術(IT)国家という点だけが強調されている韓国の歴史とその根源に改めて照明を当てたかった」と話した。カステルバジャック氏は「世宗大王は芸術と科学をどちらも重要に考え、学ぶことを熱情的に楽しんだ先駆者」とし「何よりハングル創製で分かるように強い者と弱い者を差別しなかった」と強調した。

1005年続く貴族一族の末裔である彼は歴史を重要視する。外国を訪問する前にその国の歴史を必ず勉強する。世宗大王の業績も1981年に初訪韓を控えて韓国史を勉強して知るようになったという。

カステルバジャック氏は生前のキース・ヘリングやアンディ・ウォーホルとも親しかった。昨年11月にはパリ・オルリー空港の外壁全面に巨大な壁画を描いた。世界のカステルバジャック衣類のデザインも支援している。韓国アイドルグループ「2NE1」のリーダーCLやビヨンセ、Jay.Zのような大衆スターとも交流する。インタビューの間もスマートフォンを手放さない「デジタル世代」でもある。

カステルバジャック氏は「22日のベルギー・ブリュッセル空港のテロ犠牲者を追悼するために描いた」としてソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に掲載した「タンタン(ベルギーの有名な漫画の主人公)天使」の絵を見せた。カステルバジャック氏は「ネイバーのLINEキャラクターとのコラボを推進中」としながら「創意的な若者たちとコミュニケーションし続け、常に好奇心を失わない」と話した。



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